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NSCAジャーナル独自解説March2017マスクをしながらの運動効果 〜低酸素環境下におけるトレーニングの負荷特性〜

読んで頂き、ありがとうございます。

春日井鍼灸フィットネス代表の中村としきです。

パーソナルトレーナー用資格、NSCA(全米エクササイズ&コンディショニング協会)が発行する「NSCAジャーナル」について個人的に気にいった部分の独自解説をしていきます。

酸素が低い中の運動はパフォーマンスにどのような影響をもたらすか、について独自解説していきます。

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・先行研究では無酸素能力の向上、酸化ストレスを増大させる事が報告されている。

・20歳前後の持久性スポーツ競技者を対象にインターバルトレーニングを行い、酸素濃度20.9%と14.5%で比較。

・低酸素群では、走る速度が低下。運動継続時間は上昇。運動誘発性の筋損傷、炎症が少なく、運動終了後の持久性運動パフォーマンスの低下の程度が小さい。活動筋における糖の利用や、乳酸が多くなった。

・低酸素トレーニングは平地での持久性運動パフォーマンスを向上させる事が報告されている。

としています。

まとめると、低酸素トレーニングは筋肉への負担を減らしながら、多くのエネルギーを利用し乳酸の代謝を良くする可能性が有る。という事です。

現在新型コロナウイルスの影響でマスクを着用してのトレーニングを強いられている方などは、疲労しにくい体を手に入れる絶好の機会かもしれません。

酸素が薄くなる事で、呼吸筋のトレーニングにもなり、持久系アスリートには必須のトレーニングと言えるでしょう。

また、筋損傷が激しい時期で、筋肉に大きな負荷をかけられない時にも低酸素トレーニングは最適かもしれません。

もちろん熱中症対策や脳貧血にならないようになど、十分注意しつつ行うことが前提です。

夏場は密になり声を出す機会がない場合は極力マスクをしないで運動をするようにしましょう。

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