【第41回】マジの無限キャベツ
無限キャベツの素を買った。正確にはパリパリ無限キャベツのもと うすしお味。
販売元はマルちゃんでお馴染みの東洋水産株式会社。
ネットで話題になったもの「無限(に食べられる)キャベツ」を商品化したものらしい。
無限◯◯というのはそもそもネットで話題になりやすいレシピだ。検索するといっぱい出てくる。
なんなら僕も無限ピーマンを使ったことがある。あれはなかなか美味しかった。
得てしてこういったレシピは調理が簡単なのだけれども、それすらも面倒な日がある。それが今日だったのだ。
作り方は簡単。千切りにしたキャベツに商品の中に入ってるパリパリ麺、粉、油をボウルに入れてしっかり混ぜれば完成。
…のはずだった。
どうもキャベツの量に対して内容物が少ない気がする…?バランス悪くない?こんなんでいいの?
パッケージの写真と全然違う。
慌てて必要なキャベツの量をパッケージ裏を確認すると150gと書かれていた。それに対して僕が切ったのはキャベツ半玉。これも調べるとなんと500gもあったわけで。
パッケージの写真にキャベツが半玉書かれていたので勝手に「半玉」使うんだなと思い込んでいた。そんなわけあるか。よく考えたらこの商品一人前だ。そんなにキャベツを使うわけがない。
明らかに味をつける素に対してキャベツの量が多い。このままだと味が薄くなってしまう。比較的僕は薄味が好きなのだけれども、最初は分量を間違えずに作りたい。とりあえず初めて訪れたラーメン屋のラーメンには何も入れない的なアレだ。何も考えずにコショウをドバドバかけられるやつはマジですごいと思う。
慌ててスーパに走った。もう閉店の音楽が流れていて危なかったけど、なんとか必要な分の素を購入できた。よかった〜。
早速、家に帰り完成させる。
うん、うまい!キャベツのシャキシャキ感と麺のパリパリ感、そしてうすしお味がなんともマッチして箸が進む進む。味がなかなかしっかりしているので酒のおつまみにしてもいいかもしれない。
無限キャベツの名は伊達じゃないと思った。
けれども…。
さすがにキャベツ500gは多い。さらに乾麺でかさ増しされている。結局食べきれずに今も冷蔵庫に保管してある。いつ無くなるんだこれ。
過熱してないのでそもそもキャベツのかさが多いのだ。それに味が濃いのでそんなにめちゃめちゃ食べられるわけでもないし。
しばらく食卓に並びそうだ。
これがマジの「無限(に減らない)キャベツ」かもしれない。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました! ご支援いただいたお金はエッセイのネタ集めのための費用か、僕自身の生活費に充てさせていただきます。