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【第7回】タピオカを鹿のふんに変えたい。

最近タピオカが流行っている。

僕は今、わりと田舎に住んでいるのだけれども、チラホラとスイーツショップがタピオカミルクティーの販売を始めたし、回転寿司屋でさえもタピオカミルクティーを提供をしだしたことからそのブームはなんとなくわかる。

就活をしていた関係で大都市に行くことが多かったから、町中でタピオカミルクティーを飲む人を多く見たしショップもまた多く見た。

けれどもタピオカなんて昔から売っているしここ最近のブームは僕にとっては不思議だった。なんら僕も何度か飲んだことがある。そしておいしい。

調べてみるとタピオカミルクティーは台湾発祥のスイーツで2000年ごろにはブームになったらしい。そしてそのブームを知らない女子高生に2008年頃にブームとなった。そしてまた今、リバイバルブームが起きている。

どうも時代は繰り返すというのは本当らしい。特に今はInstagramにて「インスタ映え」を求める人がたくさんいるし、そういった流行の変化がブームを後押しした側面も大きいだろう。

最近はその流行が凄まじいことや参入障壁の低さもあって、タピオカがヤクザの資金源になっているというニュースも見た。

正直に言うとそのニュースを見たときに笑ってしまった。反社会的組織に知らず知らずにのうちに多額のお金が流れているなんて大問題なのだけれども暴力団の任侠の世界とタピオカのかわいらしいイメージとのギャップが大きかったからだ。

暴力団員の資金源というと麻薬の密売、みかじめ料、違法賭博、風俗店やパチンコ屋の運営などアンダーグラウンドなものを想像していたし実際に過去はそれで利益を得ていたのだろう。年々暴力団に対する規制は厳しくなっているし手段は選んでられない時代になってきたのだろうか。

Twitterではこういった報道があった際に決まって大喜利大会が始まるのだけれども暴力団員タピ岡というワードがトレンド入りしていてさらに笑ってしまった。

ただやはり反社会的組織は僕ら庶民にはあってほしくないので健全なタピオカの店だけが残るようになってほしい。

さてそんなタピオカだけれども、実は初めてタピオカを見たときから思っていることがある。

鹿のふんみたいだな……と。

いや何を言っているんだと思うかもしれないがビジュアルはものすごく似ている。丸々コロコロとしているのだ。

奈良公園の鹿や広島の宮島に行ったことがある人ならば見たことがあるかもしれない。

特に奈良ではその見た目の可愛らしさから鹿のふんを模したチョコやまんじゅうなどが販売されている。特に鹿のふんチョコはピーナッツがチョコでコーティングされていて結構イケる。見た目もそっくりだ。

タピオカというとカエルの卵なんて例えられたりするけれども、大きさなどを考えると鹿のふんの方が似ている気がする、カエルの卵ならばチアシードのほうがにているのではないだろうか。

一度、鹿のふんに似ていると思うといたずら心が働いてしまう。

街を歩く人たちのタピオカミルクティーに入っているタピオカを鹿のふんに変えたらどうなるんだろう。

あるJKは一口飲んで味の異変に気が付き友達と味が変なのを確認し合ったあとビニール製のふたをペリペリと剥がしストローを器用に使って鹿のふんを取り出してそれがタピオカではないことを確認すると「やばたにえん!!!!!」と叫ぶのだろうか。

何も本当に鹿のふんである必要はない。

タピオカの代わりに鹿のふんチョコを入れてみたらどうだろう。奈良で鹿のふんチョコミルクティーとして新発売したら売れるんじゃないだろうか。結構味はイケる気がする。飲みにくそうだが。

もし奈良に住んでいる人がいたらご検討ください。僕の許可は不要です。

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