合わないモノ

彼とはなんでも合う。

「合う」

というと語弊があるので
もうすこし噛み砕いて言うと

「なんでも受け入れられる」

決して趣味が同じとか価値観が同じ
というわけではない。

しかし
互いの考えを尊重して受け入れている。

だからうまくやっていけてるのだと思う。

そんな私たちだが
たった1つ「合わない」モノがある。

それが

「空調」

一緒に住む人間と体感温度が違うのは
地味に生活に支障をきたすものだ。

私は結構な寒がり
冬なんてほぼ動けなくなるくらい
寒いのが苦手だ。

対象的に彼は暑がり
すぐ汗をかくし
すぐ冷たいものやクーラーを欲する。

そんなんだから、
クーラーをつけるか否か
温度は何度設定にするか

などなど
いつも少し揉める。

どこかのラジオできいた

「一緒に住むには価値観うんぬんも大事だが
体感温度が一緒かどうかも大事」

というパーソナリティの言葉が
脳裏をかすめる。

うん。確かになぁ……。

体感気温が合わない私たち。

寒い私と暑い彼

これもお互い尊重できたら
きっと素敵な関係なんだろうな。

少し寄り添っていこう。