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動物と暮らす。 Vol.12

こんにちは。
perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。

今日は新米の商品開発者として、今、世の中にある商品たちがどんな思いや考えで作られているのかを勉強している私が、ものづくりへの考え方で感動したことを記事にしようと思います。

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私は25Holdingsで商品開発の担当として仕事をしています。
とはいえ、今までずっと動物病院で診察しかしてこなかった私が急に商品開発をするというのは、難しさを感じることも。商品への期待や思いが先走り、軸がぶれてしまったり・・・と、日々迷うことだらけです。

なので常にワンちゃんネコちゃん、そして一緒に暮らすペットペアレントに対して良いと思える商品を作るにはどういう考え方が必要なのか。ということを必死に模索しながら毎日作業しています。

事実、最近やたら友人から私の頭皮の前線が北上したのではとの問い合わせを受けます。
これは全くをもって事実ではない(はず)ですが、きっとそれくらい悩んでいるのが分かりやすく出てしまっているのでしょう。笑

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そんなある時、病院時代に学んだ一つの教訓を思い出しました。
それはこんな教訓です。

成長するための一番の近道は尊敬する先輩がやること、話すこと、考えてることを徹底的に盗むこと。

「この教訓はきっと商品開発の分野でも活かせるに違いない!」と思った私は最近、普段から好きだったり利用しているるブランドを「尊敬する先輩」と見立て、どんな思いや考え方を大切にしているのか本やインターネットで調べまくっています。笑

何冊かの本を読んでいくと、それぞれにしっかりと信念はありながら不思議とほとんどのブランドで似たようなことをいうのです。それは、

素晴らしい商品、革新的な商品はシンプルである。

ということです。

同じカテゴリでの「進化」と考えると、どうしても「新しいなにか」を追加していきがちですよね。

イメージしやすいところで言うと、携帯電話などでしょうか?

カメラがついて、切符の代わりになって、スキャナーにもなって…。
次々と新しい機能が搭載されていくのは間違いなくすごく便利なことですが、一方でどこかごちゃっとなってしまう感覚を受けます。

では、AppleがIPhoneを初めて世の中に発表した時ってどうだったのでしょうか?
さまざまな機能を備えつつも、分かりやすいイラストと配置で各アプリを使えるその姿は間違いなく”シンプルかつ革新的”でした。

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極限まで不必要なものを省いていき、本当に必要な機能だけを突き詰める。

新しい機能を足していくだけが商品の進化につながると考えていた新米の私にとってこの”引き算”の考え方はまさに目から鱗でした。
もちろん、この考え方が必ずしもどんな商品にも応用できるわけではないとも思っています。

ですが、頭の中に考え方の1つとして新たに持ちつつ、全てのペットとペットと暮らす人が思わず使ってみたくなってしまう商品を作るため、これからも勉強を続けていこうと思います。

今週はシンプルがテーマだったのでトップ画像は究極にシンプルな「白い絵」にしてみました。
いやぁ、美しいですねぇ。笑

最後までお読みくださりありがとうございました。それではまた来週。

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