Twitter詩 2020.9
ひとりぼっち
まるで永遠だ
見開いた瞳の先に
未来なんて描いてくれるな
何者でもないきみとぼく
唯一無二であるはずなのに
忘れ去られる
存在でしかないなんて
まるで世界はお伽話
みんな名前のない役を
必死に演じているようで
笑い合っても虚しいだけ
ぼくは神様にはなれない
(20200906)
しずく
すくっている
言葉の片鱗を
大切に大切に
抱きしめて
乾いた大地を濡らす雨
拾いあげた石ころ
咲いた花はない
架かった橋
流れる雲
綺麗だ
ぼくを救っている言葉が
きみを助ける言葉になればいい
だから伝え続ける
(20200917)
言葉にならない
誰も知らないところでひとり泣いて、誰がそれを想像してくれるだろう。
優しい人は、ひとりで泣いてる。
いつも。
(20200924)