週報:格ゲー界と音ゲー界・SFLとBPLの比較についての個人的整理

・昨今のブームに流されて始め、まんまとストリートファイター6にハマっている。ほぼ毎日とりあえずスト6は起動するし、YouTubeのサジェスト欄はほとんど格ゲーマーの配信や切り抜き、コンボ動画になってしまった。

・そんな風になって思ったことがある。

格ゲーマー、めっちゃ普通に文句言うな???

・いや、調整の方針とかにまで口出してるな???

・格ゲー界隈の気軽に煽り合う雰囲気があってこそ、公認のプロが「なんやねんこのキャラおかしいやろ!」って普通に配信するのって、冷静に考えたらすごいことじゃないです?

・あまり音ゲー界隈ではこういう投稿は見られない気がする。個人的には何か不満があっても「まぁこういう仕様だし……」となることが多い。あと、あまりネガティブな意見言ってもなぁって我慢してる面もある気がする。

・でも最近、格ゲー界隈に触発されてか、こういう我慢って良くない気がしてきてる。

・もちろん、ネガティブな意見をそのまま流すのはよっぽどじゃなければ避けるべき。でも、我慢するのもそれはそれでただの文句のまま放置してるだけに思えてきた。

・不満や文句もちゃんと昇華すればアイデアや提案になるわけです。せっかく不満に思ったんだからその整理をやるべき。それをお問い合わせに送ったりSNSで投稿したところで運営側が採用してくれるかはまた別問題だが、少なくとも自分のモヤモヤが軽減するというメリットはある。

・格ゲー界隈のラフに文句を言う風潮は、もちろん人によっては言い方が過激だったりしばしば議論を巻き起こしたりするわけなんだけど、それによって少なくとも企業側も議論があったことを認知できるわけで。

・そんなわけで、たまにはラフに言ってみるかという趣になっています。



・そんなわけでぼんやりSFLとBPLの差を考えてたけど、究極的には音ゲーと格ゲーとの売り方の違いになるんだろうな~などと思った。

・SFLは「SFLが盛り上がる」→「ユーザーがスト6を買う」ってシンプルなルートで、SFLの盛り上がり=ユーザーの興味関心の高まりが直接的な利益に繋がる。

・一方でBPLはゴールまでの過程にもう少しステップがあってシンプルではない。「BPLが盛り上がる」→「ゲーセンへ通うユーザーが増える」だと足りなくて、その先の「ゲーセン側が筐体を買うorユーザーが家庭版ビーマニを導入する」までいってほしい。

・とっかかりの人口増が圧倒的な正義なのは間違いないんだけど、この一番理想のゴールがとにかくハードル高い。

・ゲーセン側が筐体を買うとなると、BPLのサイクルよりも長い期間が必要になる。BPLは一年に一回だけど、流石にその一年だけでゲーセンが筐体を買う判断ができるほど還元するのは難しい気がする……家庭版ビーマニは家庭版もアプリ版もサブスクだし、専用コントローラーが結局ハードル高い。



・あと、SFLみたいに販促→購入がシンプルだと、プロモーションの分析がしやすいってメリットもある。

・「この大会の直後に売り上げが20%増加した」とか、「配信Aは10%増加だったがBは3%。そういえばBには配信不具合あったな……」とかとか。そんな感じで直接的な利益を指標にした販促の分析ができるので、大会を改善するモチベーションを高く保てるし、ペースも早い。

・一方BPLは、プロモーションから結果が出るまでのスパンが長く、分析が難しそうだなって思う。

・ゲーセンで投入クレジットが増加したかって、PASELIでわかるんだろうか? わかったとしても、「ゲーセンに行く」って過程を挟むせいで「BPL放送後の週末にプレイ数が増えた!」とかもわかりづらそう。

・販促としてBPLがどのぐらい響いてるのかの手応えが曖昧な状況だと、会社としては思い切って予算をかけるわけにもいかず準備も大変なんだろうなぁと……。

・だからこそ、「BPLで直接利益を出すにはどうする?」というのが課題になってることが予想される。その解決策としてチャンネルサブスク導入だったり選手グッズのガチャだったりシーズン戦のチケット化だったりが選択されたんだろうなぁと想像してる。

・とはいえ正直、それらの施策がユーザー目線ではなかったことは確かだと思う。むしろそういう事情であってほしい。



・そんな感じのことを考えて、じゃあどうなったら良いんだろうなぁって思ってたら、次のnoteが流れてきて激しく同意マンになってしまった。

BPL単体で収益化しようとするのではなく、BPLがBEMANIシリーズの宣伝となって全体のインカムが増えることで収益化する状態を目指してほしい(その方がプレイヤーも楽しめるし、スポンサー含めて儲かる)

・もう最初に書かれているこれに尽きるんだけど、まずこれを基本方針としてほしい。

・以降に続くアイデアも、無理ない範囲というか「他はこうやってる」って言えるような事例で非常に具体的で良かった。こういう感じに、淡々と良い部分を伸ばして、良くない部分を修正していけると良いんだろうな。心がけていきたい。



・というわけで早速真似して思い付きをメモってみます。もちろん、整理してお問い合わせにも送ってきた内容です。

・公式がBPLプロを起用したプロモ動画はとてもいいので継続してほしいが内容が玄人向けな印象が強い。新規勢向けにプレイの始め方だったり用語解説のような内容にしてはどうか。理想はSFLのesports BASE。

楽曲をサブスク配信し、コンテンツの軸であるオリジナル楽曲の良さを周知してもらう一端にしてはどうか。各曲についているムービーもクオリティが高いものが多いので、いっそ動画配信プラットフォームでの配信も検討してはどうか。『凛として咲く花の如く』や『ちょえちょえまぎか』の歌ってみたを投稿したがってる動画投稿者や、TikTokでスムチを踊りたいライバーだって居るはず。どうかお願いします、どうか。

・ポップン、弐寺についてもそれぞれ魅力的なキャラクターが多数居るので、SDVXのようにキャライラストと設定が一覧できるような公式サイトのページがあってもいいのでは。

・過去に起用していたHARDCORE TANO*Cメンバーの楽曲を収録したり、有名ライバーによる実況などを依頼するなど、BEAMANIとの親和性が高かったコラボを再開できないか。

・プロ選手による積極的な発信を促すためにも、BPLも専業プロの輩出を目指して欲しい。もちろん簡単な話じゃないが、そもそも音ゲーの練習に充てる時間も可処分時間から捻出しており、シーズン中は相当消耗するともと聞く。十分以上に練習を積んだ十全な状態のプロのプレイを見てみたい。

・上記とも関連するが、選手が勝敗や心境をリアルタイムで発信できるよう、大会は生配信かつ無料配信にしてほしい。また選手が本来の実力を発揮しやすいよう、アップ用の筐体も置くことを検討してほしい。

・UIの抜本的な改善は難しい気がするので、一般的なゲームパッドを接続して選曲画面やオプション画面だけでも慣れた操作感で操作してもらってはどうか。

・などなど。そんなことを思ったり思わなかったりした。



・長い間、Voicemeeter Bananaと格闘する日々だったんですが、以下のエントリを参考にして完全解決と相成りました。もうDiscord通話で間違わないぜ。

・それではまた来週。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?