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ナンバープレートを撫でる子

数字が好き!と投稿した後で思い出したのですが、長男が小さい頃によく車のナンバープレートを撫でていました。男の子だし、最初は特に不思議に思うこともなく、車好きなのねーくらいに考えていましたが、その後、三歳くらいになっても意味のある言葉が出ず、目合わせが悪く、指差しがなく、親の手を持って目的のものを触らせるクレーン現象がおこり、検診等で疑いをかけられるまでもなくこれは自閉っ子ちゃんなのかな?と思い始めました。調べれば調べるほど、治る病気ではないことがわかり嘆き苦しみ原因を求めたり、逆にはっきりとした診断を求めたりしてました。

結果的に、はっきりとした自閉っ子ちゃんではないものの、グレーゾーンのいわゆる広範性発達障害かもね?でも診断はできない、というなんとももどかしい状態の幼少期でした。その後はというと、幼稚園では集団行動は苦手だったり年少のころは加配保育ではありましたが小学校から大学までは普通学級で、しかも優秀な子として成人しました。(自慢の息子。えっへん)

そこで、数字が好き。の話に戻りますが、自閉傾向にある方は、映画フォレスト・ガンプやレインマンのように素直で一途だったり、カメラアイといって、みた風景を一瞬で焼き付けて頭の中で再現できたり、はたまた写真のように正確に描いたり(レインマンでは散らばったマッチ棒を一瞬で○○本!といい当てたり)カレンダーが頭の中にあって○年○月○日は木曜日!とすぐに言いあてられたり、特に数字に強いといいますよね。

そういう才能をサヴァン症候群というらしいですが、自閉傾向にある方はコミュニケーションが苦手なだけにその才能が活かされることはあまりないようで、私のような全く何の才能もない凡人からみるともったいない話です。がしかし、私も数字好きで息子はサヴァン症候群までではないもののこだわりは強くそのときそのときでブームが移り変わっていくのですがその才能はあまり世に出ることもなく今まで来ました。こうやって考えると彼の才能(今は写真のような緻密な風景画が好きなようです)+平凡なで暇な私がそれらを世に出すお手伝いをする。なーんて妄想を膨らます母でした。

そもそも今の若者は、「世に出る」とか「金儲けする」とかそういう欲がほんとに薄くて、自分が好きでやってるだけだからというスタンスなのです。格好つけてるだけかな?

ナンバープレートを撫でていた彼に不安を感じ始めたあの頃の自分に、大丈夫、立派な大人に(しかも数学得意な優しい子)育ったよー!と伝えたいのでした。あの時のナンバープレートは1929だったかな。覚えてないな😅(数学好きじゃないんか)

我が子自慢みたいになってしまって我に帰ります(−_−;)すみません。

いいたかったのは、サヴァン症候群のある自閉傾向にある方はお金になりそうな人も羨む才能をお持ちでもそれをお金に変えるツールがなかったり、逆に私のような凡人はお金になる才能は持ち合わせてないものの、誰にでもできる仕事をコミュニケーションをとるというツールでお金を(小銭を)稼ぐことはできます。そんな2人がタレントとマネージャーのようにセットになれば稼げるかもしれませんが、そもそもお金を稼ぐという構造自体が自閉傾向にある方の世界には不要なことなのかもしれません。

お金がないと生きていけないと思うのは凡人だけなのかな?とか。貨幣経済を作った一握りの人のシステム下で日銭を稼ぐ私は昨今の金融クラッシュという陰謀話にちょっとワクワクします。不謹慎ですみません。大金持ちさんたちはさぞかし焦ってることでしょうが、持たざる者は今こそ高みの見物ですよ!

ナンバープレートの話が金融クラッシュにおよんでしまいました。お後がよろしいようでm(_ _)m


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