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(新人保育士のための保育のねらい)幸せになるための保育って?!

国連機関での調査で、、


この国の幸せを遠ざけている問題点としまして、


人への寛容性の無さがあげられました。



国を信頼出来ないことも問題とのことですが、


それと相関性がありそうですので、横に置いておくとしまして、


人への寛容性はどこからやってくるのでしょうか?


人への寛容性を身に着けるために

人は幼児期に人格の基礎が築かれるとしますと、


リンク 幼児期の重要性


相手を尊重する!

相手を許す!


というねらいの保育をするということになりますでしょうか。


そもそも相手を尊重するってどういうことなんでしょうか?


尊重とは、、


価値あるもの、尊いものとして大切に扱うこと


とあります。


ということは、


個々の子どもの意思をもっと重要視して大切にするべきなのかも?!


例えば、


私のブログに繰り返し出てきますが汗、

3歳児の保育士配置基準は、


保育士1人に対して20人の子どもでいい!ということになっています。


この体制で、個々の意思を大切にして尊重出来ますでしょうか?


おそらく、今の保育は子どもの人数が多すぎますので、


協調性

自分の意思よりも集団と同じ行動がとれること

大人の言われたことを理解して動けること

大人の作ったルールに従うこと


が優先され、それが保育のねらいの中心にならざるを得ないと思われます。


3歳児の社会性の発達を確認してみますと、


言葉がかなり増えてくる(単語を頼っていたりして細かい部分はわかっていないことが多い)

友達と一緒に居たい(場の共有のみ)

主張が明確になる(まだ明確な自我ではない)

思い通りにいかないと情緒が崩れやすい(大人の支えで立ち直りやすい)


このような状態をみますと、



集団と同じ行動や相手の気持ちを想像して合わせることがねらいに出来る段階ではない!



と考えられます。


友達の存在は意識はしますが自己中心性が強く、譲ったり合わせたりすることは難しいですし、


一緒にはいたいけど、相手に合わせながら楽しむことは出来ないことが多いです。


それらの課題があり、個々に保育士の支えが必要なことが多い段階ですので、


20人に1人の保育士では、個々の子どもを尊重することは難しい


でしょう。


そもそも集団保育をするとしまして、1グループ20人という単位が合理的なのかという問題は別にありますが、、


発達段階的にも、まだ3歳児は寛容性を持って相手を尊重したり、相手の失敗を許したり出来る時期とは言えないでしょうね。


なので、3歳児は相手を尊重したり、相手の失敗を許すベースを築くということになると思います。


相手を尊重する、相手の失敗を許すねらいの保育


そもそも、子どもの成長発達のためには相手を尊重する前に自分が尊重される経験が必要です!


その段階を経ていないと、自分から相手を尊重することは出来ません。


なので、3歳児は個人として尊重される保育をベースにしていくことで、


次の段階に繋げることが出来ます!


今の保育は、ここをすっ飛ばしていることが多いと思われます。


個人としてあまり尊重されていないのに、集団と同じ行動を強いられます。


そのために、人への寛容性が身につかないのではないかと思っています。


『自分が尊重されていないのに、他人だけ尊重される(許されたり甘えたりすること)のは認められない!!』


となっている可能性があるなって。


なので人への寛容性が身につかないのかなって。


対策はある?!

例えば3歳児が個人として尊重されるためには、子ども20人に対して保育士は何人必要でしょうか?


例えば、3歳児は個々の主張が尊重され、思い通りにいかないことで情緒が不安定になりますと、信頼できる保育士に支えられる必要があるとします。


すると、


10人に1人の保育士でも、かなり厳しいことがありそうな気がしていますが、どうでしょうか。


幸せになるため、人への寛容性を身に着ける保育を考えてきましたが、


3歳児の保育だけをみてみましても、現状の保育所ではかなり難しいと言わざるを得ないかなって。



ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。とても嬉しいです!!

もしご意見などございましたら、コメントからよろしくお願いいたします!


子どものみかたブログ:保育所の保育士配置基準は適切か?!



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