AMZN【FY22 Q4決算】
Amazon.comが2/2(木)の取引終了後にFY22 Q4決算を発表しています。
✔︎ 決算内容
❌ EPS $0.03(0.17)【YoY-97.8%】
⭕️ 売上 $149.20B(145.42B)【YoY+8.6%】
┗ 前期見通し $140.0-148.0B
✔︎ 次期ガイダンス
❌ 売上 $121.0-126.0B(125.11B)【YoY+6%】
┗ 為替レートの影響 ▲210bp
✔︎ CEOコメント
👉 幅広い品揃え、優れた価値、迅速な配送を提供するための絶え間ない取り組みにより、第4四半期のストア事業におけるお客様の需要は当社の予想を上回り、この年末年始にAmazonを利用していただいたすべてのお客様に感謝している
👉 短期的には不透明な経済状況ですが、アマゾンの長期的なビジネスチャンスについては、引き続き楽観視している
👉 グローバル・リテールとITの両分野における市場セグメントのシェアの大部分は、依然として実店舗とオンプレミスのデータセンターに存在している。この方程式が着実に逆転していく中で、これらの分野における当社の優れた顧客体験と、日々の改善に対する努力と発明が、今後数年間で大きな成長につながると確信している
👉 また、その他の幅広い顧客体験（ストリーミングエンターテイメント、顧客第一のヘルスケア、世界中のより多くのコミュニティへのブロードバンド衛星接続など）への投資とイノベーションを考慮すると、将来について楽観的になるべき理由はさらにあると考える
✔︎ 損益計算書・業績推移と見通し
✔︎ 情報ソース
✔︎ 各紙報道・要約
▶️ 日本経済新聞
👉 10-12月期決算は売上高が前年同期比9%増で市場予想を上回ったが、利益の成長を支えてきたクラウド事業で減速が目立った
👉 10-12月期は年末商戦と重なり、売上高は過去最高を更新したが、資本・業務提携する米新興電気自動車リヴィアン・オートモーティブの評価損を23億ドル計上した影響で、純利益は98%減となった
👉 事業別では直営のインターネット通販事業の売上高が2%減で2四半期ぶりの減収、AWSは20%増だった
👉 アンディ・ジャシーCEOは「今はほとんどの企業が（投資に対して）慎重になっており、支出を減らす方法を模索している」と指摘
👉 ブライアン・オルサブスキーCFOによると、AWSの1月の売上高成長率は「10%台半ば」であり、「少なくとも数四半期は成長へのの逆風が続く」とみていると述べた
▶️ Bloomberg
👉 1-3月期の売上高見通しが低調で、中核のEC事業の失速やクラウド部門の伸び鈍化を巡る投資家の懸念が強まった形
👉 歳末商戦を含む10－12月期売上高は、市場予想を上回ったが、オンラインストア売上高は前年同期比2%減で過去5四半期で4期目のマイナスとなった
👉 収益を長く支えてきたAWSは、主要法人顧客が新型コロナウイルス禍の間に増えたクラウドサービスなど支出の見直しを進めていることで打撃を受けている
👉 アンディ・ジャシーCEOは発表資料で「短期的にわれわれは不確実な経済に直面しているが、当社の長期的な機会については引き続きかなり楽観している」とコメント
👉 ブライアン・オルサフスキーCFOは電話会見で現時点で1-3月期のAWS売上高は引き続き鈍化を予想していると話した
▶️ Reuters
👉 第1四半期の営業利益がゼロに減少する可能性があるとの見通し → 人員削減でのコスト減では消費者やクラウド顧客の支出抑制の影響を相殺できない見込み
👉 ブライアン・オルサブスキーCFOは記者会見で、今後数四半期はクラウド事業の成長率が鈍化するとの見通し示すとともに、第4四半期に人員削減関連費用6.4億ドルを計上したことを明らかにした
👉 第4四半期の純売上高はアナリスト予想を上回り、書き入れ時の年末商戦にプライム会員向けに前倒しセールを実施するなどの販促策が奏功した形だが、オルサブスキーCFOは個人消費が一部分野で割安ブランドに移行し、必需品の売上高比率が高まっていると指摘し、欧州や英国では高インフレやウクライナでの戦争が需要に打撃を及ぼし、伸びを下押ししたと述べた
✔︎ 注意事項
本記事の作成・投稿にあたりましては、当該企業発表の決算情報等を入念に確認し、正確なものとなるよう努めておりますが、錯誤や誤植などの可能性があることをご留意ください。なお、投資にあたりましては、各々で再度情報を確認されることをお勧めいたします。
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