「来てよ!」なんて言わすな


あたしは接触があるタイプのアイドルを応援しています。

接触があるからすきになったわけじゃないけど、接触があるからもっとその子をすきになれた。
だから、ツーショを撮るのも、お話しするのもだあいすき。推しメンとお話できるって、めちゃくちゃうれしいもんね。ありがとうもだいすきも、目を見て伝えられる世界。ありがたいね。

まあそんな、お話ができるからこそ考える。
言いたいこと、言いたくないこと、言葉にするのが難しいこと、色々ある。
数秒、長くて数十秒。そんな短い時間に推しメンへの想いを込めるのって、むずかしい〜!
あんまりエモいこと言いすぎてもサムい気がするし、軽すぎてもな〜!とかね。
そりゃあ、普通に職場の人やともだちとの会話だって難しいのに、それが推しメンともなればもっと難しいよね。伝えたいのに、伝えられなくてもどかしくなることがたくさんある。

なんでも言えるけど、言わんとこって決めてることがあって、それは「行くか迷ってる」ってこと。そんな、推しからの「来てよ!」待ちなセリフ。それ以外言うことがない、最悪なセリフ。自分のスタンス的にありえない。
来てよって言われたからきた〜!なんて、そんななまっちょろい気持ちでオタクはしてない。
自分が会いたいから会いに行ってるくせに。

でも1回だけ、ふいに言ってしまったことがあった。めちゃくちゃ後悔したし、次の日はもちろん行った。

推しメンが言ってた「推しは推せるときに推せ」って。「自分たちからは会いに行けない、申し訳ないけど会いにきてもらわないと会えない」って。正直に言ってくれてありがとう。
そう。そうなんですよね。会いに行くねとは言ってくれるけど、実際、自分から会いに行かないと会えないんですよ。コロナ禍を経て、推しに会えることのありがたみもわかった。
推しがアイドルとして生きることを選んで、ステージに立ち続けてくれていることのありがたみも。
だから、これからも推しメンにかける言葉はより慎重に、たいせつに選び取って、きれいな言葉を伝えたいなと思う。伝えられるうちに、ぜんぶ。

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