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鹿島アントラーズ

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鹿島アントラーズについての記事です
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2021年9月の記事一覧

〜鹿島の背番号変遷〜 継承の条件とは

今回はアンケートでいただいたテーマを参考に、これまで伝統の番号を手にしてきた選手はどのくらいの成績を収めて継承してきたのか、また今後どのくらい成績を収めれば今の選手にもチャンスがあるのかを考える。 ※成績はACLを除く通算。 #2 内田篤人鹿島伝統の2番。その象徴でもある内田は高卒入団時に20番をつけていた。そしてルーキーイヤーの2006年に一年目ながら公式戦41試合2得点の成績を残し、主力として成長。その翌年から2番を受け継ぐこととなった。 #3 岩政大樹CBの象徴3

欧州クラブから鹿島復活へのヒントを探る【A・マドリード ディエゴ・シメオネ編】

前回、大変多くの反応をいただいたリバプール編に続いて今回はA・マドリード ディエゴ・シメオネ編。 ■参考>2011年12月に資金難に苦しむ選手時代の古巣アトレティコ・マドリーに監督として舞い戻ると、わずか半年でヨーロッパリーグ制覇。翌シーズンはコパ・デルレイを獲得し、3年目となる13-14シーズンには巨大な戦力差を覆してスペインリーグ優勝、そして世界最高峰の舞台チャンピオンズリーグで準優勝という、誰もが予想し得なかった快挙を達成した。資金力の差を物ともせず「やればできる」を

鹿島の選手を欧州の選手で例えてみた。

今回はラフな内容を投稿。笑 僕は日頃、鹿島とヨーロッパの試合を見ていると「_っぽい選手だなぁ」って思うことが多々ある。そんなわけで鹿島の選手(日本人で10試合以上出ている選手)を欧州の選手で例えてみた。決して上位互換とかの話ではない。 ※色々な見方があると思うので、ぜひご意見ご感想お待ちしてます! 沖悠哉ケパ・アリサバラガ(チェルシー) 沖はケパかな。キック上手くてビッグセーブもするけど、守護神としての佇まいとか貫禄をつけている最中みたいな。 永戸勝也アンドリュー・ロ

奈良竜樹は戻ってくるのか?

今シーズンよりアビスパ福岡にレンタル移籍した奈良竜樹。今回は彼が来年鹿島に復帰するのかを争点にまとめていく。 まずは、僕が奈良をどう見ているか話したいと思う。加入当初、背番号3を与えたことに賛否はかなり分かれ、不要論さえでたのを覚えているが、僕としては、鹿島がCBを補強する上ではこの上ない貴重な日本人CBだと思った。背番号の捉え方はそれぞれあるとして、ピッチでは明らかに戦力になると思っていた。しかし、フィジカルコンディションも含め、どうもリーグ終盤になっても気持ちがノってな

【徹底比較】 犬飼・町田と昌子・植田

右サイドバック比較企画に続き、第二弾の今回はCB編。ここまでチームの柱になりつつある犬飼・町田コンビと今や日本代表の常連、昌子・植田コンビを比較。犬飼と町田は度々、歴代のOBと比べられる印象を持つのでこれを機に改めて実績を確認したいと思う。 ■比較方法前回同様にFootball LABのチャンスビルディングポイント(CBP)を参考に比較する。 >CBPとは、「選手(またはチーム)が試合を通じてどれだけチャンス機会を構築することができたか」を独自のロジックにより数値化した指

欧州クラブから鹿島復活へのヒントを探る【リバプール編】

シーズン終盤戦を前に今年も、もがき続けている鹿島。かつてクラブW杯でヨーロッパ王者と戦ったわがチームが過渡期に入る中で、欧州サッカーはぐんぐん先を進んでいる。そこで今回から数回に分けて「欧州クラブから鹿島復権へのヒントを探る」という形で取り上げていく。今回はプレミアリーグのリバプール。 ■参考本来であればじっくりひとつひとつのクラブを調べ上げたいところだが、かなり時間を要するため、1冊の本から参考に紐解いていく。今回参考にさせていただく本は、海外サッカー専門誌『フットボリス

【仮説】相馬監督と鹿島強化部が抱えるジレンマ

ルヴァンカップのタイトルを落とした現状を踏まえ、今鹿島が抱えているだろうジレンマを以前取り上げた記事の相馬監督版として整理していく。※あくまで仮説 ■相馬監督就任前回同様に時系列に沿って、相馬監督と強化部の視点で整理してみよう。 強化部 ・コーチ要請当初から次期監督の有力候補だった ・ザーゴから吸収しながらいずれ「欧州+鹿島」を体現してほしい ・想定よりも早い監督就任要請 ・ザーゴ体制でタイトル獲得、ベース構築完了後が想定のベストタイミング ・またOBだけど今回