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【N◎VA】アニメ「【推しの子】」をシナリオにする

 「トーキョーN◎VA」では、アイドルや歌手といった芸能人がクローズアップされることが多々あります。結城あや、ゼファー、ジェニファー・ロックウェル、ブルーベリーなどなど。
 これはデザイナーや公式シナリオライターの趣味もあるかと思いますが、もっとも大きな理由は
「『トーキョーN◎VA』は、アイドルのプレイヤーキャラクターも活躍できるように作られていることを示す」
ために、アイドルものをわざと多くしているのではないかと思います。

 では、現在放送中のアニメ「【推しの子】」をシナリオにできるでしょうか?
 できます。

※以下、アニメ版「【推しの子】」のネタバレをふくみます。

 アニメ「【推しの子】」の主軸となるのは、今のところ復讐です。なので、シナリオも復讐ものにするとよいでしょう。
 PC1・2を推しの子供に転生したエトランゼ(一方はアイドル)、PC3をマネージャー、PC4を監督、PC5を警察官(ブラックハウンド)という形にし、それぞれが殺されたアイドルとかかわっていることにします。PC1・2は復讐をはたしたい、PC3も面倒をみていた看板アイドルの仇をとりたい、PC4は自分のところのスタッフに殺人鬼がいると困る、PC5は事件解決に動く、というように「PC1・2に協力する理由」をつけると、セッションがまわりやすくなります。

 DNA鑑定、IANUS・ポケットロンの解析、容疑者のしぼりこみなどをイベントや情報項目に盛りこみ、セッションの中盤を支えます。
 クライマックスでは殺人鬼の正体が明らかになりますが、これは誰でもよいでしょう。「【推しの子】」のように「アイドルを妊娠させた男」でもいいし「熱烈なファンが激情にかられて殺した」でもいいと思います。個人的には、このふたつを組み合わせるのがいいと思います。

 「水星の魔女」のとき同様、「【推しの子】」の原形がありませんが、そこは気にしなくて大丈夫です。あくまで「シナリオのアイデア」として使うだけなので。
 あまり「【推しの子】」を表に出しすぎると、知らない人が置いていかれる可能性があるので、これぐらいがちょうどいいバランスだと思います。参加者全員が元ネタを知っているなら、もっと濃いシナリオにしても問題ないでしょう。

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