見出し画像

Olympiastadion, Helsinki, FI June 16, 2003

Bruce Springsteen & The E Street Bandの “The Rising Tour”より2003年フィンランド ヘルシンキ公演

やっぱライジング・ツアーは良いです。
もうゴリゴリで。ゴリゴリROCKな演奏。
もちろん好みの問題ではあると思いますが。

全編に渡ってE Street Bandによる鉄板演奏が繰り広げられるツアーと思っています。
演奏だけでなく、今回はジャケットからしてE Street Band最強説を高らかに誇示してる。素晴らしきです。

実はこのオフィシャル・リリースまで、2003年の“The Rising Tour”はあまり重要視していなかったことを白状します。

前年と比べるとセットリストは豪華になった印象ですが、演奏の締り具合という意味ではオフィシャルDVDを生み出したバルセロナ公演をはじめとする2002年のヨーロッパツアーこそ鉄壁と感じていました。
しかしながらオフィシャルの最高音質であらためて聴く2003年のツアーは、その印象も変わります。前年に劣らずタイトないぶし銀の演奏にテンション上がりました。

このヘルシンキ初日はセットリストも良いです。
同会場2日目に演奏された“Jungleland”やスウェーデンでの“Racing In The Street”のように、過去の荘厳たる楽曲はおあずけをくらいますが
“No Surrender”に“Prove It All Night”、“Bobby Jean”など、ツアーレギュラー以外にもゴリゴリ畳み掛けるような選曲は聴いていてアドレナリンが放出されまくりです。

かと言ってツアー後期にはセットリストから落ちることが多かった“You're Missing”もこの日はまだ演奏されており、“The Rising Tour”の真髄を伝える内容に近いスタイルなのも嬉しい。

ライブ盤としての“名盤”だと思います。本当に。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?