見出し画像

麹屋の嫁、note始めます!

はじめまして!長野市にある麹屋に嫁いでもうすぐ9年になる嫁の にします です。苗字と名前の頭に文字を取って にします です。

ずっと、読み専門だったnoteですが、2020年もスタートした事ですし、何か新しいチャレンジを!ということで、一念発起!なんとか書いてみたいと思います。

もともと、文章を書いたりするのは得意ではないうえに、ズクなし(長野の方弁で『めんどくさがり』のような意味)なもんで、続けることを先ずは第一課題とします。まとまりの無いnoteになりそうですが、どうぞお付き合いくださいませ〜。

なんで、麹屋に嫁いだの?

これ、よく聞かれるんですが、夫と知り合った時、夫は『ウチは味噌屋なんで〜』って言ってたんですよね。

お味噌はスーパーで買う物と思っていたその頃の私としたら、『お味噌屋さんって?どうやって食べてるの?』くらいなもんです。お味噌が、何を原料に、どうやって出来ているかも全く知りませんでしたからw

家を継ぐ人と結婚するのだから、家に入るのが暗黙の了解?条件?のようなもの。当たり前の様に仕事を退職し、訳もわからず『自営&完全同居&お年寄りの居る古いお家』に嫁ぎました。(今思えば、これってかなり勇気のいる行動なんじゃ…!!?)

で、実際に暮らしてみると、味噌を仕込むのは一年のうち数ヶ月で、麹の製造が主だったんです。そもそも、麹というものの存在すら知らなかった私は、何を作っているのかさえわからなかったんですが!笑

画像1

もしかして、麹ってすごいんじゃない?

結婚して、半年が過ぎた頃。いわゆる『塩麹ブーム』が始まりました。

麹屋としては、それまでの10倍以上の注文が入り続け、早朝3時過ぎからの作業に追われる毎日を過ごしていました。

正直言って、塩麹って知らなかったんです。。。

その当時、麹のことも全くわからず、ただただ言われる作業をしているだけだった私は、いつも情報はお客様からもらっているような状態。これじゃあいけない!と思い、図書館でひたすら麹に関する本を借りては読み漁りました。

そこで、わかったことは、『麹菌は日本の国菌である』ということ。

日本の調味料のほぼ全てが、『麹』から出来ているということ。菌は違えど、酒、醤油、味醂、酢、味噌全てに麹菌が関わっている。

『えっ!?凄くない??私そんなこととは知らずに、麹屋に嫁いで来ちゃった』

嬉しい様な、誇らしい様な。はたまた、なんだか得体の知れないプレッシャーも感じ始めたのがこの辺り。ここから、私の麹へののめり込みが始まりました。

昨年開業届を出して、麹調味料と甘酒ドリンクを自分で販売し始めたのは、なんとかして、地域の麹屋を守りたいから。

家を守りたいというよりは、日本の食の根幹にある『麹の文化』を、私たちの子供や、孫の代まで大事に繋いでいきたい。

昔の様に、麹が身近になり、たくさんの家庭で、味噌仕込みや醤油麹、塩麹などの仕込みも、家族みんなでわいわい作れる世の中になってほしいな。また、そんなお手伝いが出来たらいいなと思って過ごしています。


#自己紹介


この記事が参加している募集

自己紹介

気に入ったものがあれば、お勧めしていただけると嬉しいです! 頂いたサポートは、他の方へのサポートとして循環させていただきます♪