見出し画像

ざっくり仮想通貨vol,2〜通貨と仮想通貨の違い〜



前回のざっくり仮想通貨vol.1〜そもそも通貨ってなに?〜では、

・通貨=人々の信用で価値が成り立っているモノ

というところまでは説明しましたね。


では仮想通貨(ビットコイン、イーサリアムなど)と法定通貨(日本円、ドルなど)では何が違うのでしょうか??

今回もざっくりな解説していきます!

まず仮想通貨とは、インターネット上で使える通貨のことで、「暗号通貨(クリプトカレンシー:cryptocurrency)」とも言われます。

当noteの24 ccnewsというロゴのCCも「暗号通貨(クリプトカレンシー:cryptocurrency)」という意味です。

明確なのは仮想通貨は実体がないインターネット上にのみ存在する通貨ということですね。

ここまでは全く知識がない方でも仮想通貨という名前から想像できてる方も多いですよね。

もちろん仮想通貨はインターネット上にのみ存在するお金ですが、インターネット上での買い物はもちろん使うことができますし、実店舗でも利用することが可能です。

ただネット上の店舗でも実店舗でもクレジットカードが使える店と使えない店があるように、仮想通貨も決済手段として店舗に導入されていなければ当然利用できません。2016年時点で日本では4200店舗前後の店舗がビットコインを決済手段として導入していたので2019年現在では多岐に渡って利用できる場面も増えてきていますが、まだまだいつでもどこでも使える環境ではないのは確かですね。


仮想通貨は一体どこが管理しているのでしょうか??             法定通貨であれば円なら日本、ドルならアメリカ、ユーロならEU、つまり各国の中央銀行が発行し管理しています。法定通貨には発行数の上限がなく、その時の情勢に合わせて中央銀行が発行数を決めて調整しています。
具体的には景気を良くしたい時は多くのお金を刷って出回らせ、逆に少し締めたいときには発行数を減らしたりもします。

そして仮想通貨の場合、日本銀行のような管理をする機関は存在しません。
もちろん一企業や個人が管理してるわけでもありません。

実は世界中のネットワークで管理されているのが仮想通貨なんです!      では、世界中のネットワークで管理というのは実際にどのように行われているのでしょうか??

それはブロックチェーンという技術によって世界中が管理しているんです。   ブロックチェーンとは世界中の人が取引の台帳を管理するシステムのことです。 ここから詳しく説明するのであればカタカナ言葉を多用してしまうのですが、あくまでもブログのテーマはざっくり理解してもらうことなので図を交えて簡単に説明します。

法定通貨(ドルや円etc...)であれば取引記録は国や銀行が管理しますが、   仮想通貨の場合は上の図のように各ブロック毎に取り引きデータをまとめてオンライン上で管理します。

各ブロック毎に集約される取り引きの数は膨大です。             気になる方はこちらを覗いて見てください。

https://www.blockchain.com/ja/btc/unconfirmed-transactions

そしてブロック毎に集めたデータを誰が管理しているのかというと、      ノードと呼ばれる人たちが管理しています。                 このノードと呼ばれる人たちには様々な役割がありますが、主な役割は取り引きの1つ1つに間違いがないかチェックする作業です。               ノードの行うチェック作業には膨大な電力やパソコンのスペックが必要なので個人が行なっているというよりは企業や配当を見返りに出資を募った団体が行っていることがほとんどですね。


なぜこのノードがこのような作業を引き受けてくれるかというと、この作業を行うだけの見返りを受け取ることができるからなんです。             その作業のことをマイニングと呼ぶのですが、それはまた別の機会にご説明しますね。

仮想通貨と法定通貨の管理の所在の違いはわかっていただけたと思いますが、  管理の所在が違うと何が変わるのかよくわかりませんよね??

ざっくり違いをお伝えすると仮想通貨のブロックチェーンは複数のノードで管理、承認されているので極端に言うとデータの改ざんなどは不可能です。      銀行などのように一つのシステムがエラーを起こしたら取り引き出来ないと言うようなこともありません。                          ノードによって同じ取引データの保管も行われているので一人のノードのデータが消えてしまったとしても問題ありません。

もちろんブロックチェーンにも欠点はありますが、銀行などのシステムと比べ遥かに低コストかつ安全なシステムであると言えます。実際に日本の銀行でもブロックチェーンを研究、応用したシステムを導入する動きもあります。

ざっくり仮想通貨vol,2はここまで!

今回のざっくり仮想通貨のまとめとしては

・仮想通貨は法定通貨と違い実体(貨幣、紙幣)がない

・1つの団体が管理してるわけではなく世界中のネットワークで管理、承認されているので従来の法定通貨の管理システムよりも比較的に安全。

次回のざっくり仮想通貨vol,3〜仮想通貨の信用とは〜では、          仮想通貨にどのような信用があり価値を見出されているのかを解説します!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?