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ざっくり仮想通貨vol,5.2~アルトコイン3つとビットコインを比較〜XRP

前回のっくり仮想通貨vol,5.1〜アルトコイン3つとビットコインを比較〜ETH
では、イーサリアムをご紹介しましたね。


今回ご紹介するのはこちら!

リップルコイン(XRP)

リップルコインは2019年5月現在で時価総額第3位!
ビットコイン、イーサリアムに続く人気と信用を持つ仮想通貨ですね。


リップルというのはRipple社という会社が開発した国際送金プラットフォームのことで、通貨単体としてはXRPと表記されます。
なぜRippleなのにXRPという表記なのかというと、由来は通貨コードにあります。
通貨コードというのは世界共通で各国の通貨を表記するコードです。


通貨コードの表記例としては日本円=JPY  アメリカドル=USDのように表記されます。
これは、JP=Japan Y=円  US=Unitedstates D=ドル
と国と通貨の名前を表しているんですね。

ではXRPはというと、X=無国籍 RP=リップル
とこのように無国籍かつ世界共通で使える通貨ということを表しているんです。
通貨コードに準拠した通貨名にすることで法定通貨と変わらない価値の仮想通貨を目指していることがわかりますね。

ではそんなリップルを今回も発行枚数、特徴、用途、価値の4つのポイントで解説、ビットコインとの比較をしていきます。


1、発行枚数

リップル(XRP)の発行枚数は1000億XRPと決まっています。
発行枚数に上限があるという点ではビットコインと同じだと思いますよね?
ですが2つの通貨の本質は実は全く違うんです。

ビットコイン(BTC)の発行上限は2100万枚
リップル(XRP)の発行上限は1000億枚 

さらにビットコインは2140年に発行枚数が2100万枚に達するのに対して、
リップル(XRP)は最初から1000億枚が発行済みなんです。
また、1000億XRPは発行済みですが、全てが市場で流通しているわけではありません。
ざっくりですが400億枚が市場で流通していて、600億枚はRipple社が保有しています。

こんなにも発行枚数の桁が違う理由や発行の方法が違う理由は仮想通貨としての目的の違いにあります。

ビットコイン=世界共通で決済に使える通貨
リップル(XRP)=ブリッジ通貨であり低コストかつスピーディな送金手段

リップル(XRP)は国際送金を低コストかつ、スピーディーに行うことに特化したブリッジ通貨を目指しています。
ブリッジ通貨とは決済を目的とせずに異なる通貨間の交換をスムーズにするための通貨です。
それってビットコインも一緒じゃないの?って思いますよね?

そもそもビットコインのブロックチェーンはノードによって管理、承認されているわけですがノードは当然無料で管理を手伝っているわけではありません。
ノードは管理、承認作業の見返りとして新規発行のビットコインを受け取っています。
この作業がマイニングです。

実はノードに報酬として支払われる新規発行されるビットコインは年々減っています。なぜなら2100万枚というゴールに向けて、常に同じ報酬を出し続けていたら価値の暴落を招き新規発行も早々に終了してしまうからです。
また年々少なくなる報酬に対してビットコインの需要と取引量は増え続けるのでマイニングに必要な電力やマシンのスペックだけが必然的にどんどん上がっていきます。


ビットコインよりも効率よく報酬が支払われる仮想通貨のマイニングを手伝った方が儲かるとノードが考え、別の仮想通貨のマイニングに移動した場合には管理者が減った分当然ビットコインのブロックチェーン上の取引の承認にかかる時間は増えてしまいます。
実はビットコインの取引はノードに手数料を多く支払うことで優先的に取引が承認される仕組みがあるのですが、できるだけ早い送金を望む場合ビットコインでの送金では手数料が高くなってしまうんですね。

そういった手数料の高騰などもなく低コスト、スピーディに送金するシステムを作り世界中の銀行や企業と連携してリップル ネットワークというサービスを提供しているのがRipple社であり、リップル(XRP)というブリッジ通貨なんです。

ビットコインに対してリップル(XRP)はブロックチェーンの管理にマイニングを採用していません。
なぜならマイニングとは管理を手伝う代わりに報酬として未発行のコインを受け取る仕組みなのですが、リップル(XRP)は最初から1000億XRPを発行しているのでマイニングという仕組みそのものが行えないんですね。

そもそも何故最初から1000億XRPが最初から発行されていて、その内600億XRPをRipple社が保有しているのかというと、銀行間や企業間での国際送金を想定しているので、急な需要などであまりにも価値の高騰や暴落があると通貨としての信用が無くなってしまうからです。
そういった通貨の流通量をコントロールするという部分では法定通貨に似ている部分はありますね。
もちろん、Ripple社が保有しているリップル(XRP)が市場に一気に解放されれば通貨としての価値の暴落を招きますが、1ヶ月毎にRipple社が市場に流すリップル(XRP)は10億枚と決められているのでそのような心配はありません。

またリップル(XRP)は1ヶ月ごとに10億枚をRipple社が解放していきますが、それだけでは市場に流れるXRPの量が増えていくだけで、通貨としての価値は下がってしまいます。
ですがリップル(XRP)を利用して送金した場合手数料としてごく少額のXRPを支払わなければならず、その手数料として使用されたXRPは消滅する仕組みになっています。
この仕組みは悪意のあるユーザーがリップル (XRP)への攻撃目的で連続して送金を行なった時に早い段階でリップル (XRP)を消費させる事でリップルネットワークを守る為に作られました。

またビットコインのように手数料が誰かの利益になることはないので、当然送金に必要なコストが上がる事はありません。
※厳密にいうと手数料の上下はありますがビットコインと比べれば非常に安定していて安いです。

そうしたコインの消滅と供給が繰り返されることで国際的な送金に利用できる安定した価値を持つブリッジ通貨として、リップル(XRP)は仮想通貨の世界で存在感を高めていったのです。



2、特徴

リップル(XRP)ではマイニングを採用していないと説明しましたが、
そもそもブロックチェーンが安全であるという理由に、管理者がおらず世界中のノードが参加して管理・承認する仕組みがありますよね?
その管理作業がマイニングなわけですが、マイニング無くしてブロックチェーンをどのように安全に管理しているのでしょう?

Ripple社ではマイニングの代わりにバリデータという仕組みを採用しているんです。
ざっくりいうとバリデータとは信頼できる企業に無償でマイニングを行なってもらう作業のことなんです。
ブロックチェーンの効率の良い管理には諸説ありますが、報酬目的でマイニングを手伝うノードに管理を任せるよりも、ある程度信頼のある大きな企業がブロックチェーンを管理した方が取引時間やコストが安定するのではないか?という考えがありました。
その考えがたどり着いた一つの答えがバリデータです。

Ripple社はリップルネットワークというシステムで世界中の多くの銀行や企業と提携することに成功して世界各国でのスムーズな取引を実現しています。
当然このリップルネットワークに参加した銀行や企業はシステムに不備があると困りますよね。
ですからマイニングのように報酬が無くても、リップルネットワークの安定した運営のために無償で管理を手伝ってくれるわけです。
ですが実際のところまだまだバリデータの大半を行なっているのはRipple社なんです。

ここで出てくる疑問が1つ。
本来、仮想通貨とは法定通貨と違い管理者がいないということがある種の信用を生み出していたわけですが、Ripple社が半数近くのリップル(XRP)を保有してブロックチェーンの管理の大半もRipple社が行なっている、となると万が一にもRipple社が倒産したらリップル (XRP)そのものの価値が暴落する危険を考えてしまいますよね??
そうなってしまっては、リップルネットワークに参加する銀行や企業も大きなリスクを抱えてしまいます。

ですが安心してください。
そもそもリップル (XRP)のバリデータにはMITやMicrosoftといった世界的な企業も参加していますし、Ripple社自体も最終的にはバリデータからは抜ける方針なのでそのような事はありません。
※そもそもRipple社は1ヶ月ごとに市場に解放している10億XRPの売却益で毎月相当な利益を出しているので現時点でいきなり倒産などという可能性は限りなく低いです。

リップル (XRP)はビットコインと違い送金に特化し、同じブロックチェーンという技術を使いながらもバリデータというビットコインとは違った管理を選択することによりコストや取引時間を大幅に最小化することに成功したんですね。

3、用途

リップル(XRP)の用途はすでに1、発行枚数と2、特徴で何回か説明してしまいましたが、
低コストかつスピーディーな国際送金の実現です。

ビットコインは銀行の外で個人同士がやり取りできる通貨

リップル (XRP)は既存の銀行システムを利用することで送金に特化
とこのような違いがあります。

ここでざっくりビットコインとリップル (XRP)の1秒あたりの取引件数の差を比べてみましょう。

ビットコイン=3〜6件

リップル(XRP) =1500件

一目瞭然ですね。
1秒間での取引件数の差が圧倒的に違います。
大手のクレジットカード会社の1秒あたりの取引件数が2000件と言われるので、ストレスなく送金ができる事は言うまでもないでしょう。

4、価値

リップル (XRP)が通貨として持つ価値とは、
通貨同士のスムーズな交換を促すブリッジ通貨として機能している事や送金スピードの速さ、さらに仮想通貨の投資の魅力でもありリスクでもある急な高騰や暴落を防ぎ、通貨としての価値の安定を計っているところにあります。
また国際送金を主とするために世界各国の企業や銀行が協力している事も大きな信用という価値を生み出しているでしょう。
多くの世界的な企業や銀行が参加する事で、それぞれが持つ信用が集まりより大きな信用と価値を創造しています。

今回のざっくりまとめ

・リップル (XRP)は低コストかつスピーディーに国際送金できるブリッジ通貨

・ブロックチェーンの管理にはRipple社や大手企業が参加するバリデータを利用

・ビットコインに比べて通貨としての価値が安定している


今回ご紹介したリップル(XRP)もビットコインと同じ仮想通貨でありながら、
作られた目的の違いから全くの別物とざっくりわかっていただけたでしょうか??

リップル(XRP)もイーサ(ETH)と同じく、国内の取引所から円で買う事が可能です。
また決済として使える店舗なども徐々に増えてきています。

次回のざっくり仮想通貨vol,5.3〜アルトコイン3つとビットコインを比較〜NEMでは、ネムコインについて解説していきます。





















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