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Best Movies 2015

・日本で2015年に劇場公開、販売(ビデオスルー)、配信された映画が対象
・リバイバル上映などは基本的に対象外
・順位なし

・タイトルを押すと予告編に飛びます。
・一応①~⑩をBEST10のつもりで選んではいます。
・観たのが、かなり前になるので感想は短めです。
・BESTを作り始めたのが2015年からなので、過去のBESTは2015年が最後。

①『Mommy』(グザヴィエ・ドラン)

ジャンル:ドラマ
製作国:カナダ

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〈あらすじ〉
 15歳の息子スティーヴを育てる、気の強いシングルマザーのダイアン。スティーブはADHDのため情緒も不安定で、普段は知的で純朴だが、一度スイッチが入ると攻撃的な性格になってしまう。そんな息子との生活に右往左往していたダイアンだが、隣家に住む引きこもりがちな女性教師カイラと親しくなったことから、少しずつ日々に変化が訪れる。

〈説明・感想〉
 カナダのグザヴィエ・ドランの監督第5作。2014年・第64回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、審査員特別賞を受賞。

 完璧な映画。完璧過ぎて言う事は何もない。監督はまだ20代。天才っているんだと思った。

〈作品データ〉
脚本:グザヴィエ・ドラン
出演:アンヌ・ドルバル アントワン=オリビエ・ピロン
   スザンヌ・クレマン
音楽:ノイア
撮影:アンドレ・ターピン
原題:Mommy
時間:134分


②『ビースト・オブ・ノー・ネーション』(キャリー・ジョージ・フクナガ)

ジャンル:ドラマ,戦争
製作国:アメリカ

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〈あらすじ〉
 内戦が勃発したものの、まだ平穏に毎日を過ごすことができていたある日、少年アグーの暮らす村に、反乱軍を弾圧すべく政府軍がやってきたことから、ささやかな日常は崩壊する。アグーは命からがら逃げ出すが、武装集団の指揮官に見つかり、強制的に一味に加えられてしまう。弾薬を運ぶ係として否応なしに戦闘に参加させられたアグーは、いつしか機関銃を掲げる兵士へと変わり、その手を血に染めていく。

〈説明・感想〉
 NETFLIXオリジナル映画。全米劇場公開と同時にNetflixでも配信された。第72回ヴェネチア国際映画祭、コンペティション部門出品作品。

 本当かどうかは分からないけど、本作がNETFLIX初のオリジナル映画と聞いた。と言っても製作後にNETFLIXが買い付けただけだったような気もするが。監督が日本に来た時、そんなインタビュー動画があった筈。

 監督が撮影監督もこなしている。はっきり言ってかなり珍しい。観てもらえれば分かる事ですが、カメラワークへのこだわりは尋常じゃない。本作が劇場公開されなかったのは残念だが、テレビ画面でも最初から最後まで魅入っていた。
 知名度がやや低い映画な気がする。

〈作品データ〉
脚本:キャリー・ジョージ・フクナガ
出演:エイブラハム・アタ イドリス・エルバ
音楽:ダン・ローマー
撮影:キャリー・ジョージ・フクナガ
原題:Beasts of No Nation
時間:136分


③『リトル・フォレスト 冬・春』(森淳一)

ジャンル:ドラマ
製作国:日本

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〈あらすじ〉
 秋の終わりに、5年前の雪の日に突然姿を消した母・福子から1通の手紙が届き、いち子は今までやこれからの自分を思い、心が揺れ始める。そうした日々の中でも季節はめぐり、雪解けとともに春の足跡も近づいてくる。来年もここにいるかどうかわからなくなったいち子は、春一番で作付けするジャガイモを今年は植えるかどうか迷っていた。

〈説明・感想〉
 五十嵐大介の同名コミックを、「春」「夏」「秋」「冬」の4部作として実写化し「夏・秋」(前編)、「冬・春」(後編)の2編にわけて劇場公開。本作はその後編。

 ここ数年の邦画では、文句なしの一番。優勝。
 前編からビンジするのはあまりおすすめしない。演出がとても静かなので、飽きる可能性がある。
 
 余談だけど、カメラワーク等で絶対『ブレイキング・バッド』の影響を受けている。

〈作品データ〉
脚本:森淳一
出演:橋本愛 松岡茉優 三浦貴大
音楽:宮内優里
撮影:小野寺幸浩
原題:リトル・フォレスト 冬・春(英題:Little Forest: Winter/Spring)
時間:120分


④『神様なんかくそくらえ』(ジョシュ&ベニー・サフディ)

ジャンル:ドラマ
製作国:アメリカ

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〈あらすじ〉
 マンハッタンのストリートで暮らすドラッグ中毒の少女ハーリーは、同じくジャンキーの青年イリヤのことを深く愛するあまり、イリヤに言われるがままカミソリで手首を切ってしまう。

〈説明・感想〉
 ヒロインを演じたアリエル・ホームズの実体験をもとに映画化。
 2014年・第27回東京国際映画祭コンペティション部門で最高賞にあたる東京グランプリと最優秀監督賞を受賞。

 本作でサフディ兄弟にベタ惚れした。
 優しさの欠片もないようなサウンドど、過激かつ生々しい描写に嫌いな人も多いと思われる。
 しかし、描かれている内容な元は辿れば優しさから来ている。
 サフディ兄弟の映画への愛と優しさが詰まった傑作。

〈作品データ〉
脚本:ジョシュア・サフディ ロナルド・ブロンスタイン
出演:アリエル・ホームズ ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
   バディ・デュレス
音楽:冨田勲 アリエル・ピンク タンジェリン・ドリーム
   ヘッドハンターズ
撮影:ショーン・プライス・ウィリアムズ
原題:Heaven Knows What
時間:97分


⑤『花とアリス殺人事件』(岩井俊二)

ジャンル:アニメ,ドラマ
製作国:日本

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〈あらすじ〉
 石ノ森学園中学校へ転校してきた中学3年生の有栖川徹子は、1年前の3年1組で起こった「ユダが、4人のユダに殺された」という奇妙な事件の噂話を耳にする。アリスの隣の家は「花屋敷」と呼ばれ、近隣の中学生に怖れられていたが、そこに住むハナという人物がユダについて詳しいはずだと教えられたアリスは、花屋敷に忍び込み、そこで不登校のクラスメイト・荒井花と出会う。

〈説明・感想〉
 岩井俊二監督が初の長編アニメーション監督に挑み、2004年に公開された実写映画「花とアリス」の前日譚。

 特に前作の『花とアリス』を無理に観る必要は無いです。どちらでもいいと思います。
 
 何て言えば良いのか分からない。伝えることが難しいよこの映画は。
 独特の空気感といい、真面目なのかふざけているのか。

 ロトスコープのくせのあるアニメーションと美麗な音楽が実に素晴らしい。

〈作品データ〉
脚本:岩井俊二
出演:蒼井優 鈴木杏
   勝地涼 黒木華 木村多江 平泉成
音楽:ヘクとパスカル 岩俊二
撮影:神戸千木
原題:花とアリス殺人事件(英題:The Murder Case of Hana & Alice)
時間:100分


⑥『海街diary』(是枝裕和)

ジャンル:ドラマ
製作国:日本

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〈あらすじ〉
 鎌倉に暮らす長女・幸、次女・佳乃、三女・千佳の香田家3姉妹のもとに、15年前に家を出ていった父の訃報が届く。葬儀に出席するため山形へ赴いた3人は、そこで異母妹となる14歳の少女すずと対面。父が亡くなり身寄りのいなくなってしまったすずだが、葬儀の場でも毅然と立ち振る舞い、そんな彼女の姿を見た幸は、すずに鎌倉で一緒に暮らそうと提案する。その申し出を受けたすずは、香田家の四女として、鎌倉で新たな生活を始める。

〈説明・感想〉
 第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞やマンガ大賞2013を受賞した吉田秋生の人気コミックを実写映画化。
 第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、第39回日本アカデミー賞では最優秀作品賞や最優秀監督賞など4冠に輝いた。

 初是枝では無い筈だが、それでもたぶん二本目とか。
 是枝映画はこれ以降色々と観たが、本作が1,2を争うほど好き。是枝監督は役者の良い面を引き出すのがとても上手い。

 役者自体は素晴らしくても、それらを演出する人がポンコツ過ぎるのが日本は多い気がします。エンタメばかりを重視し、コミカルな演技を求める。
 是枝のようにもっと自然でリアルで良いのに。

〈作品データ〉
脚本:是枝裕和
出演:綾瀬はるか 長澤まさみ 夏帆 広瀬すず
   加瀬亮 鈴木亮平 坂口健太郎 前田旺志郎 池田貴史 
   キムラ緑子 樹木希林 リリー・フランキー
   風吹ジュン 堤真一 大竹しのぶ
音楽:菅野よう子
撮影:瀧本幹也
原題:海街diary(英題:Our Little Sister)
時間:126分


⑦『ナイトクローラー』(ダン・ギルロイ)

ジャンル:クライム,スリラー
製作国:アメリカ

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〈あらすじ〉
 まともな仕事にありつけず軽犯罪で日銭を稼ぐ男ルイスは、偶然通りかかった事故現場で報道スクープ専門の映像パパラッチの存在を知り、自分もやってみようと思い立つ。ビデオカメラを手に入れたルイスは、警察無線を傍受して事件や事故の現場に猛スピードで駆けつけ、悲惨な映像を次々と撮影していく。

〈説明・感想〉
 脚本家として知られるダン・ギルロイがメガホンをとり、長編監督デビューを果たした。

 あまり覚えていないが、面白かった記憶はしっかりある。緊迫感もあって、アクションもちょっとあって、レベルの高いスリラー映画。

〈作品データ〉
脚本:ダン・ギルロイ
出演:ジェイク・ジレンホール レネ・ルッソ
   リズ・アーメド
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影:ロバート・エルスウィット
原題:Nightcrawler
時間:118分


⑧『人生スイッチ』(ダミアン・ジフロン)

ジャンル:コメディ,ドラマ,スリラー
製作国:アルゼンチン,スペイン,フランス,イギリス

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〈あらすじ〉
 割愛。

〈説明・感想〉
 2014年・第67回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、第87回アカデミー賞では外国語映画賞にもノミネート。
 絶望的な不運の連鎖に巻き込まれていく男女6人のエピソードを姿を描く。

 『世にも奇妙な物語』と一言で表せるが、それでは面白くない。しかし、観たのがかなり前のため、しっかり書けるものもない。

 オムニバス映画は何とも評価がしにくいが、本作を観終わった後は素直に「面白い映画を観た」という思いで満たされた。

 前半はコメディですが、だんだんそんな雰囲気ではなくなっていく。緊張感が本作を高みへ登らせたのだろう。非難があったとしても、嫌う人がいたとしても、ただのコメディ映画で終わっては残らない。

〈作品データ〉
脚本:ダミアン・ジフロン
出演:リカルド・ダリン リタ・コルテセ ダリオ・グランディネッティ
   フリエタ・ジルベルベルグ レオナルド・スパラーリャ
   オスカル・マルチネス エリカ・リバス
音楽:グスタボ・サンタオラヤ
撮影:ハビエル・フリア
原題:Relatos salvajes(英題:Wild Tales)
時間:122分


⑨『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(ジョージ・ミラー)

ジャンル:アクション
製作国:アメリカ

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〈あらすじ〉
 資源が枯渇し、法も秩序も崩壊した世界。愛する者を奪われ、荒野をさまようマックスは、砂漠を支配する凶悪なイモータン・ジョーの軍団に捕らえられる。そこへジョー配下の女戦士フュリオサらが現れ、マックスはジョーへの反乱を計画する彼女らと力をあわせ、自由への逃走を開始する。

〈説明・感想〉
 荒廃した近未来を舞台に妻子を殺された男マックスの復讐劇を描いた『マッドマックス』のシリーズ第4作。85年の『マッドマックス サンダードーム』以来30年ぶりの新作となり、監督・脚本は過去3作同様にジョージ・ミラーが担当。
 第88回アカデミー賞では作品賞、監督賞ほか10部門でノミネートを受け、編集、美術、衣装デザイン、音響編集、録音、メイクアップ&ヘアスタイリングの合計6部門で受賞。

 言うことねぇ。観たかったら観ろ。

〈作品データ〉
脚本:ジョージ・ミラー ブレンダン・マッカーシー
   ニコ・ラザリウス
出演:トム・ハーディ シャリーズ・セロン
   ニコラス・ホルト ヒュー・キース=バーン
   ゾーイ・クラビッツ ライリー・キーオ アビー・リー
   ロージー・ハンティントン=ホワイトレイ
音楽:ジャンキー・XL
撮影:ジョン・シール
原題:Mad Max: Fury Road
時間:120分


⑩『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』(タイカ・ワイティティ ジェマイン・クレメント)

ジャンル:コメディ,ホラー
製作国:ニュージーランド

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〈あらすじ〉
 ニュージーランドの首都ウェリントンで一緒に暮らすバンパイアのビアゴ、ディーコン、ブラド、ピーターは、毎晩のように歌い踊ったり行きつけのパブで遊んだりと楽しい毎日を過ごしていた。ある日、ピーターが人間の大学生ニックにうっかり噛みついてバンパイアに変えてしまう。

〈説明・感想〉
 俳優たちの即興演技とモキュメンタリー形式を取り入れて描き、トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門やシッチェス映画祭などで観客賞を受賞。

 モキュメンタリー映画はほとんど観ないため、本作を新鮮な気持ちで観れた。お笑いが好きなら楽しく観賞出来る作品だと思う。

〈作品データ〉
脚本:タイカ・ワイティティ ジェマイン・クレメント
出演:タイカ・ワイティティ ジェマイン・クレメント
   ジョナサン・ブロー コリ・ゴンザレス=マクエル
   スチュー・ラザフォード
音楽:プラン9
撮影:リチャード・ブラック D・J・スティップセン
原題:What We Do in the Shadows
時間:85分


『コングレス未来学会議』(アリ・フォルマン)
ジャンル:アニメ,ドラマ,SF
製作国:イスラエル,ドイツ,ポーランド,ルクセンブルク,ベルギー,アメリカ

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⑪『ストレイト・アウタ・コンプトン』(F・ゲイリー・グレイ)

ジャンル:伝記,ドラマ
製作国:アメリカ

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〈あらすじ〉
 1986年にアメリカ、カリフォルニア州コンプトンで結成された「N.W.A.」は、暴力に走らず、ラップという表現で権力者たちに立ち向かった。理不尽な社会や警察へのメッセージを暴力的なリリック(歌詞)で表現したことから、警察、さらにはFBIからも目をつけられる「世界で最も危険なグループ」へと成りあがっていく。

〈説明・感想〉
 今なお多くのアーティスト、リスナーに影響を与え続けている、西海岸が生んだヒップホップグループ「N.W.A.」のグループ結成から解散、そしてその後を描いた伝記映画。

 ちょっと長いし、前半そんな面白くないなと思って観ていたけれど、後半はどんどん好きになっていった。素晴らしい映画だと思う。

〈作品データ〉
脚本:ジョナサン・ハーマン アンドレア・バーロフ
出演:コーリー・ホーキンス オシェア・ジャクソン・Jr.
   ジェイソン・ミッチェル オルディス。ホッジ 
   ニール・ブラウン・Jr.
音楽:ジョセフ・トラパニーズ
撮影:マシュー・リバティーク
原題:Straight Outta Compton
時間:147分


⑫『パレードへようこそ』(マシュー・ウォーカス)

ジャンル:ドラマ,伝記,コメディ
製作国:イギリス

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〈あらすじ〉
 84年、イギリスで起こった炭鉱労働者によるストライキ。そのニュースを見たマークは仲間たちと募金活動を始めるが、彼らがゲイやレズビアンであることを理由に、その申し出は炭坑組合からことごとく無視されてしまう。唯一受け入れてくれたウェールズ奥地の炭坑町へ向かう。

〈説明・感想〉
 2014年・第67回カンヌ国際映画祭の監督週間で上映されクィア・パルムを受賞、第72回ゴールデングローブ賞の作品賞(ミュージカル/コメディ部門)にもノミネートされた。

 これは素直に良い映画。知名度が低い気がする。金曜ロードショーとか、テレビで流しても全然良い映画だと思う。

〈作品データ〉
脚本:スティーブン・ベレスフォード
出演:ビル・ナイ イメルダ・スタウントン ドミニク・ウエスト
   パディ・コンシダイン ジョージ・マッケイ ジョセフ・ギルガン
   アンドリュー・スコット ベン・シュネッツァー
音楽:クリストファー・ナイチンゲール
撮影:タト・ラドクリフ
原題:Pride
時間:121分


⑬『インヒアレント・ヴァイス』(ポール・トーマス・アンダーソン)

ジャンル:コメディ,クライム,ドラマ
製作国:アメリカ

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〈あらすじ〉
 元恋人のシャスタから、彼女が愛人をしている不動産王の悪だくみを暴いてほしいと依頼された私立探偵のドック。しかし、ドックが調査を開始すると不動産王もシャスタも姿を消してしまう。ドックはやがて、巨大な金が動く土地開発に絡んだ、国際麻薬組織の陰謀に引き寄せらていく。

〈説明・感想〉
 米作家トマス・ピンチョンの探偵小説「LAヴァイス」を映画化。

 初PTA。2020年現在、PTAの映画を色々と観始めている。もしかしたら再観賞するかも。
 よく分かんなかったけど、なんか良い雰囲気が漂っていて好きだった。

 「モット!パナケイク!」

〈作品データ〉
脚本:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:ホアキン・フェニックス ジョシュ・ブローリン 
   オーウェン・ウィルソン キャサリン・ウォーターストーン
   リース・ウィザースプーン ベニチオ・デル・トロ
   マーティン・ショート ジェナ・マローン
音楽:ジョニー・グリーンウッド
撮影:ロバート・エルスウィット
原題:Inherent Vice
時間:149分


⑭『博士と彼女のセオリー』(ジェームズ・マーシュ)

ジャンル:伝記,ドラマ,ロマンス
製作国:イギリス,日本,アメリカ

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〈あらすじ〉
 物理学の天才として将来を期待される青年スティーブン・ホーキングは、ケンブリッジ大学在学中、詩を学ぶ女性ジェーンと出会い、恋に落ちる。しかし、直後にスティーブンはALS(筋萎縮性側索硬化症)を発症。余命2年の宣告を受けてしまう。それでもジェーンはスティーブンと共に生きることを決め、2人は力を合わせて難病に立ち向かっていく。

〈説明・感想〉
 ホーキング博士を演じたエディ・レッドメインが第87回アカデミー賞で主演男優賞を受賞。ジェーンが記した自伝原作。

 フェリシティ・ジョーンズ。以上。

 良い映画だけど、そんな好みではない。

〈作品データ〉
脚本:アンソニー・マッカーデン
出演:エディ・レッドメイン フェリシティ・ジョーンズ
   チャーリー・コックス
音楽:ヨハン・ヨハンソン
撮影:ブノワ・ドゥローム
原題:The Theory of Everything
時間:124分


⑮『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ)

ジャンル:コメディ,ドラマ
製作国:アメリカ

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〈あらすじ〉
 かつてスーパーヒーロー映画「バードマン」で世界的な人気を博しながらも、現在は失意の底にいる俳優リーガン・トムソンは、復活をかけたブロードウェイの舞台に挑むことに。レイモンド・カーバーの「愛について語るときに我々の語ること」を自ら脚色し、演出も主演も兼ねて一世一代の大舞台にのぞもうとした矢先、出演俳優が大怪我をして降板。

〈説明・感想〉
 第87回アカデミー賞では同年度最多タイの9部門でノミネートされ、作品賞、監督賞を含む4部門を受賞。

 長回し。

〈作品データ〉
脚本:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ ニコラス・ヒアコボーネ    アレクサンダー・ディネラリス・Jr. アルマンド・ボー
出演:マイケル・キートン ザック・ガリフィアナキス
   エドワード・ノートン アンドレア・ライズボロー
   エイミー・ライアン エマ・ストーン ナオミ・ワッツ
音楽:アントニオ・サンチェス
撮影:エマニュエル・ルベツキ
原題:Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)
時間:120分


〈まとめ〉

 BESTを作り始めたのがこの年から。観た本数が少ないため、紹介したい作品も少ない。本気で紹介したいと思えるのは①~⑦ぐらい。他は割と絞り出した感がある。

 2020年現在、過去の映画を振り返ってみると、2015年は数こそ少ないが、とても大粒。①~④は大傑作。よっぽど2017年より良い映画が多いんじゃないかと思うほど。




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