桜、かわいい

今日、あまりにもいい天気だったから昼過ぎにふらっと近所を散歩した。

私の住む家はたくさん続く坂道の、中の上ぐらいの位置で、その坂道沿いには桜並木がずらーっとある。

ちょうどいまの時期には、そこは全部ピンクに染まる。

小さな頃から住んでるから、毎年おなじ桜のはずなんだけど、毎年ひとつもおなじじゃない。

自分の背丈が変わったからか、自分の感じ方が変わったからか、自分の視力が変わったからか、毎年全然違う桜並木に見える。

そんなたくさんの桜を眺めながら、時折スマホで写真に収めながら、ゆっくりゆっくり散歩をした。

ホーホケキョ

うぐいすの鳴く声も聴いた。
あぁ春が来たなって改めて感じた。

桜って、木として離れて見ると盛大で圧巻なピンクに少し圧倒されるほどなのに、近づいて1輪を見るとなんて繊細で可愛らしいんだろう。

白にうっすらピンクに色づいて、とてつもなく可愛い。
ふと気づいた時には思わず「かわいい」と声に出してた。傍から見たら変人だ。あぶないあぶないっ

桜の木としての桜か、桜の花としての桜か、どちらにも素晴らしい良さがあってどちらも癒しをくれる。

花粉症はしんどいけれど、桜が咲くから春が好き。

寒くてぎゅっと縮こまっていた心が、ぽかぽかと穏やかに緩んでいくようで少し好き。

明日から4月か。