読書記録「連続殺人鬼カエル男/中山七里」
久しぶりに読んだタイプのミステリーだった。
サイコ連続殺人鬼を追う警察が主人公の物語。
とある市で凄惨な殺人事件が起こる。
さらに現場には、幼子が書いたような
カエルを弄ぶような不気味な手紙が残されている。
そしてそれは、連続殺人として、市民を恐怖に陥れる――。
久々に「殺すこと」に焦点を当てたミステリー小説を読んだ。
被害者が生きている姿から書かれるので、
死までが想像できて、嫌になる……。
ぐちぐち思いながらも
読み進めさせられる展開だから、読むんですけど……。
犯人である"カエル男"目線の殺戮シーンもあり…
文章が上手い分、ヒリヒリするようなシーンは
読むのが億劫になる。
億劫すぎて、
数ページ流し読み→登場人物の行く末を確認
→過激描写へ再挑戦!
という読み方をしてしまった。
けれど、過激描写のシーンが長くて!
『古手川さん(主人公)、無事であってくれ~
え、ずっと辛いやん、はやく救われてくれ』
と祈りながら読み進めました。
しかも一難去ってまた一難の刺激的シーンの連続で、
一気に読みたい。
中山七里先生の作品って、他シリーズも
序盤から物語にスピード感があるので
一気読みしたい。
でも物語が重量級なので体力がいる。
そして終盤も終盤になってから、ようやく解決編。
なので、文庫本で残りページの分厚さを確認しながら
本当に解決するのか疑いつつ読んでいる。
特にクライマックスは、電車で読むのには向いていません。
(私は乗り換え駅を間違えた)
連続殺人鬼カエル男シリーズとして
「ふたたび」や「完結編」がある。
でも読むのを躊躇っています。
絶対面白いけど絶対容赦もないヤツや。
▼読書記録「ヒポクラテスの誓い/中山七里」
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