展覧会場で若い画家に話したことと言い忘れたこと

昨日展覧会場で若い画家に話したことと言い忘れたこと。
かけ出しの画家が第一にやらなければいけないのは、共感してくれる人を増やすことです。そのためにハガキを送ったり、電話してきてくれるようお願いしたり、会場で説明したりするのです。絵を描いただけで満足していても、誰も見てはくれないし、応援してはくれません。

では誰にお願いするかというと、まずは親類縁者、親戚、友達、先輩後輩、先生、近所の人たちといった身近な人です。村上隆も言うように、その人を知っている人の共感を得られないでは、これから知り合う人の共感も得られないからです。
その後どうするかを昨日言い忘れました。

例えば花を描いたとしましょう。その花が近所の花屋さんで買ったものだとすると、私ならばその花屋さんに行って「こちらで買わせていただいた花を作品にしました。ぜひ展覧会にお越しください」とDMハガキを持っていきます。その花屋さんが来てくれるかどうかは分かりません。来ても作品を買ってくれる可能性も低いかもしれません。しかし、花屋さんの知り合いの中に絵が好きな人がいるかもしれない。お店にハガキを置いてくれるかもしれない。それを見た常連さんが来てくれるかもしれない。分からないけども私ならそうします。

花屋さんの部分を変えることで無限に人脈は広がります。多くの画家志望者が気づかない、気づいてもやらないですけども。

2021年3月23日

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