冷泉彰彦 "自動運転「戦場」ルポ"

主にアメリカの自動運転の状況について述べられている。
実際のテクノロジーの部分だけでなく、社会的な部分に細かく言及されていた。政治的な面についての取材も多く、初めて知ることも多かった。

botかどうかを判別するためのシステムとして、車や店舗を選択する方式が最近見られる。これは実はgoogleが買収した企業のシステムで、自動運転や店舗に広告営業をするために、活用されているとの記載があれこれには驚いた。

各社がそろって、自動運転の開発を進めている。
IT企業の成長の場面でよく、winner takes allというフレーズを良く聞くが、これは自動運転には当てはまらないと言う。
独占禁止法に抵触するからだ。例として、Microsoftが挙げられている。
システムを独占すると逆にやりにくくなるため、各社が寡占を目指すインセンティブが働いているとのこと。

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