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2023初の窯出し

今年1月末の釉薬かけが寒波ため中止となって、少し遅れての今年初の窯出しとなった。

相変わらずで上手くはなってない作品だが、今回は釉薬かけに私的には少しこだわってみた。

今まで何となくしてきた思い付きの釉薬チョイスも、組み合わせの好みとか感じとか、それなりに色々やってきて少しわかってきたことがあるからだ。

釉薬液は焼き上がりとは全く違う色合いで、本焼き前に焼き上がりを想像するのは難しくて私は出来ない。
器が焼きあがってみないとわからないのだ。

その時々に使った釉薬はノートにメモっているが走り書きなので、これを機にノート整理もしなくてはと思う。

上のウサギと皿は二男の作品。
私の作品は釉薬にこだわったんだって気分の小皿と、本当はコーヒーカップにしたかった椀。
少しデカいかな?って取っ手を付けなかったが、縮んでコーヒーカップならいい感じの大きさになっていた。
取っ手付けとけばよかったとまた後悔。
縮み具合がまだ全くまだわからない私だ。

この時書いた近所の奥様はいまだに、相変わらず指示待ちである。
施設にある道具で作る。
手ぶら来る。
自分で全く手順もわかろうとしてないという感じだ。
彼女はのたらくたらとどこまでしたらいいのか?よくわからない。
けど私は忙しそうで中々聞けずにいるって、私は何となく感じつつ、それでも区切りがつくまではと気づかないふりをする。
だってもう彼女はやり始めてから半年は経つのだ。
いつまでいちいち教えないといけないのかなって思う。

私はお節介な方だが、それはいつも余計なお世話になることが多かったので、もうやめることにしたのである。
彼女はやる気があるのか?
聞かれたことだけ答えることにして先回りして、丁寧に教えることはやめた。
だって聞いてないし覚えてないし。

彼女には3回目くらいの窯出しとなった。
彼女は今回、土を伸ばしただけで端を少しつまんであげた四角いお皿と、抹茶茶碗。
釉薬はいい感じなのだが彼女は不満そう。
茶碗の内側がボコボコ~って。

それは、彼女はのたらくたら同じことをやってたせいで、「もう飽きた。」って。
そりゃあそうだって思うけど、それからの仕上げをちゃんとしてなかったのだ。
キッチンスポンジでさっとなでるだけでも違うのだが、そのキッチンスポンジさえ持って来てない。
私が常時使っているのは見てるはずなのだが。

物作りは経験に伴う勘と、道具だと私は思ってる。
自分の使いやすい、思い通りの道具は必須だと思ってる。
陶芸の道具はキッチン用品が結構使えたりするのに。
工夫すればとても使いやすいものが作れるのに。

いつまでも人の物あてにして使ってないでほしい。
それでとうとう言ってしまった。
「キッチンのスポンジくらい持って来て使ったら?あれ便利だから」と。
なんでもズバズバ言う私にしては控えめに。
そしたら「陶芸道具ってどこで買うの?」って聞かれた。
んっ?彼女はそんなんだから、陶芸をそのうち止めてしまうものだと思ってた。
陶芸を続けていくのか不安であった。
でも次作りたいものは即答するので、続けてくのかな?

とりあえず付き合いはするけど、先回りして色々言うのは止めたいと思った。
自分が困ったことや疑問に思ったことを尋ねられてから答えることにしたい。
色々気をまわして色々言ったって覚えてないもの。
彼女はそういうタイプだ。
彼女にはそういう風に接しようと思った。


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