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食を通して鹿野を発信 地域おこし協力隊 杉さんの夢

山口県周南市鹿野を応援する「まちづくり応援団えーる」団長のふみぞうです。
今回は周南市市民ライターとして、2023年5月に鹿野の大潮地区の地域おこし協力隊に着任した、杉のどかさんをご紹介します。

地域おこし協力隊としての活動

「祖父母が住んでいる鹿野で、いつか食に関わることをしたいと思っていたところに、ちょうど地域おこし協力隊の募集があり、いい機会と思い応募しました」

地域おこし協力隊とは、都市部から人口減少・高齢化などが進行する地方に移住し、地域おこし支援などの地域協力活動を行いながら、その地域への定住・定着を図る取り組みです。

5月、鹿野の大潮地区に、地域おこし協力隊として着任した杉さんは、地域の皆さんによって運営されている、地元で収穫した野菜や米、大豆で作った手作り商品を販売する「大潮田舎の店」の皆さんと一緒に、おからを使った新製品としてドーナツ開発に取り掛かりました。

「大潮田舎の店のおからは、とても美味しく、おからそのものでの販売もされていますし、おからサラダは人気商品です。そこで、現在未利用となっているおからの有効活用も兼ねた、大潮田舎の店のPRに繋がる新商品を作りたいと思ったんです」

ドーナツ開発は7月後半から始まり、9月にレシピが完成。イベントで試食をしてもらうなど、さまざまな声を聞きながら、開発を進めていきます。「いろいろな声を聞きながら、冷めてもしっとりした食感で食べられるおからの配分量にたどり着きました」と語る杉さん。

9月下旬に行った大試食会を経て、10月15日に開催された「かのふるさとまつり」で、ついにドーナツがお披露目されました。

ポップや容器のシールは、杉さんがデザインされたものなんですよ。

大試食会の中で出てきた商品名の案から「小腹におからっ まるやまドーナツ」と名付けられた丸いドーナツ。

旧大潮小学校の前に広がる円山まるやまの名前がついたドーナツは、イベントのお昼には完売する大人気! プレーンだけでなく、抹茶やきなこ、あん入りなどの味も楽しむことができますよ。

旧大潮小学校から見上げた、円山の景色

このドーナツは、イベント出店時などを除き、主に毎週土曜日に大潮田舎の店で販売予定です。「小腹におからっシリーズは、今後も開発していきたいな、と思っています」とのこと。今後の新作にも、期待大ですね!

杉さんの思い出と、これからの思い

祖父母の家が鹿野にあるという杉さんは、子どもの頃から鹿野に遊びに来ていたそうです。

「自治会の盆踊りや、家族や親せきで餅つきをしたことがいい思い出です。せせらぎパークで遊んだり、10月のわんぱくフェスタに参加したりしたこともありますね」

盆踊り会場として使われていた、思い出の公園
せせらぎパークを流れる渋川
2023年10月8日に行われた、わんぱくフェスタ

杉さんは、地域おこし協力隊として関わっている大潮田舎の店にも、昔からよく行っていたのだとか。
「こんな形で関わることになるなんて、不思議な縁を感じます」と笑顔で話してくれました。

大潮田舎の店で接客中

そんな杉さんに、これからの夢をうかがってみました。

「鹿野には、伝統を守り続けてきた人たち、新たな挑戦をする人たちがいて、私の好きな言葉である『温故知新』がある町だな、と感じています。そんな鹿野には、たくさんの地域資源、食材だとか、自然だとか、そういうものがあると思います。食に関わること、カフェになるか、レストランになるか、それとも別の形になるか……方法は考えている最中ですが、食を通じて、鹿野の魅力である地域資源を発信していきたい、と考えています」

笑顔で夢を語る杉さんに、心からエールを送りたいと思います!

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大潮田舎の店

周南市地域おこし協力隊公式Instagram

※この記事は、周南市の魅力をPRする周南市市民ライターの活動として発信しています。

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