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モミジの「プロペラ」? 翼果を見る初夏

山口県周南市鹿野のまちなかを歩いていると、ふとモミジが目に留まりました。

もちろん、まだ紅葉はしていない緑色の葉っぱだったのですが、葉っぱの間に見慣れないプロペラのようなものが見えて、なんだろうと思って撮影したのが冒頭の写真です。

そもそも、これってモミジなのか、もしかしてよく似た別の植物だから、こんなものが出ているのか……? と思い調べてみたところ、どうやら翼果よくかという果実の一形態のようでした。

風に乗って種を遠くへ飛ばし、子孫を広げていくためにこのような果皮を持っているようです。

モミジというと、イメージするのは秋の真っ赤に色づいた姿。
しかし、もちろん春も夏も冬も、モミジの樹が消えてなくなるわけではありません。

ふと見かけた「初夏の姿」に、これもモミジの姿の一つなのだと感じることができた一瞬でした。

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