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能登の農家を巡回も言葉を失う

 能登へ石川県農業法人協会の役員で巡回して来ました。リアルで見る惨状は、想像を絶する光景で言葉もありません。そして4年ぶりに遠方へ講演に行きましたがなぜか私の時に限っていろいろとあって大変でした。しかも岩手山形と二日連続の講演。でもとても楽しい東北講演旅行になりました。

1、能登の農家を巡回も言葉を失う

 1月22日に石川県農業法人協会の役員で能登の会員農家を巡回して来ました。道路状況が悪いので朝4時半出発で向かいました。どんどん能登に近づくにつれ道路の凸凹が激しくなって行き傾いている家屋や倒壊家屋が増えて行きました。そして七尾を過ぎたあたりから想像を絶する光景に言葉もありません。まずは、会員で一番奥能登の珠洲の(有)すえひろを訪問しようとしましたが途中の道路が土砂崩れで寸断しています。それでもなんとか縫うようにして珠洲に到着。社長夫妻が笑顔で迎えてくれたのが本当に救いでした。まだ電気も水も来ていない状況で避難所で自衛隊の給水車から水をもらっての生活をされていました。トイレは、便器にオムツを敷いて使っているとのこと。営農に関しては、用水が上流で壊れているのでまだそこまで考えられないとの。それでもなんとか米作りを始めたいとの意欲を持っておられました。ぜひ出来ることがあれば応援したい。そしてそこへ県外からの応援の電気工事車両がたくさん来てその後に電気が通じたとのこと!本当に全国からの支援が有難い。

 能登は、東の富山湾側の内浦と西の日本海側の外浦に別れます。珠洲から内浦沿岸を通って外浦の輪島に向かいました。でも内浦にも関わらず倒壊した上に津波の被害も大きくて酷い惨状でした。そして輪島に到着したら海が信じられない状態になっていました。最大で4m隆起してしまい堤防から50m先の波消しブロックが意味の無い砂浜にあります。海は、そこから砂浜を200mほど先に行ったところにありました。当然、港の堤防の中は、砂浜で船がそこに乗っかっている状態。それがかなり長い距離に渡ってありました。家の被害が大きくても船さえあれば漁も出来て収入があるのにこれでは、どうにもならないと感じました。

 そして輪島市門前の(有)ファーマーに到着。事務所と作業所は、とりあえず無事で支援物資の集積場所になっていました。さらにここが家屋の損傷が激しくて泊まれない地域の被災者の宿泊場所にもなっていました。社長にお話しを聞くとたくさんの支援物資が届いて有難いがその分配や食べ方に関しては、被災地で管理しないといけないので大変そうでした。でも(有)ファーマーが地域のリーダーとなって1日に2回の町内の代表とミーティングを欠かさず刻々と変わる状況に対応されていました。やはり農業法人は、地域のリーダーとしての側面も大きいと感じました。営農に関しては、機械倉庫にも行けてなくてまだまだ春作業のことを考えられる状況じゃないとのこと。それでも何とかして米作りを始めたいとの前向きが気持ちが本当に凄いと感じました。きっと簡単なことじゃないけど石川県そして全国の支援を頂いてなんと米作り出来たらと強く祈っています。

石川県農業法人協会で能登の会員を巡回・地域のリーダーとしての頑張りに感銘を受けた・2024
https://youtu.be/GT4e-LFl1zY

2、ピンチを乗り越えて東北講演旅行

 1月23日の午前中の架線事故で新幹線が止まったニュースを見て慌てました。翌24日から26日まで岩手県北上市と山形県山形市に講演に行く予定でした。しかも今期最大の寒波で大雪予報も出ています。新幹線が停電で動かないか大雪で運休かのダブルパンチ。そこで北上市の担当者に電話すると「オンラインは、どうですか?」と言われたけど少なくと25日の山形市に向かわないといけないので無理。う~ん困ったと思いましたが「もしもに備えて講演ビデオを制作します」と提案。それが受け容れられたのでさっそく撮影。でもその日は、夜に青年塾の能登半島地震支援のミーティングがあってその後に編集開始したので深夜までかかってしまいました。しかも翌日は、大雪に備えて朝4時起きで消防格納庫の除雪に出動。しかも雪で運行状況が不安で早めの電車に乗ったので出足で完全に体力を削っての出発。でもよしんば北上市の講演に間に合わなくてもバックアップの講演ビデオがあるので少し気持ちに余裕が出来ました。

架線事故で新幹線停止!明日からの東北講演旅行がピンチ・間に合わない場合に備え講演用動画撮影・2024
https://youtu.be/tUd22npJdwg

 幸い新幹線は、始発から運行してくれて予定通りに金沢駅から「かがやき」に乗車。ところが糸魚川で着雪除去で10数分停車。おかげで大宮で東北新幹線「やまびこ」に乗り換え出来ず。改札口でみどりの窓口に行って後続の新幹線に切符を切り替えてくださいと言われました。でもみどりの窓口は、長蛇の列で後続の新幹線も間に合うか怪しい。そこでスマホで調べたら今すぐ「はやぶさ・こまち」に乗れば仙台で「やまびこ」に追い付くことが分かった。そこから走って無事に「はやぶさ・こまち」に乗車。全席指定でしたが車掌さんが席を用意してくれました。あそこでみどりの窓口でのんびりしていたら講演会間に合わないところでした。北上市に予定通りに到着して無事リアルで講演会が出来ました。その後の懇親会が盛り上がったのは、言うまでもありません。

 翌日25日は、前日の懇親会の二日酔いのまま山形市に到着。担当者に「実は、10年前にも山形市で講演しているんですよ」と話すと「もしかして会場の周りは、田んぼでしたか?」と聞かれたので「確かそんな感じだったかも」と話しながら会場に到着したら本当に10年前と同じでした。講演会場のセッティングも10年前とほとんど同じでまったくのデジャブー状態。でも今回のテーマは、農チューバー炎上を乗り越えてとなっているので10年前とは、話す内容がまったく違います。というか10年前には、農チューバーやってるなんて想像もしなかった。講演時間が2時間でかなり体力を使いましたがなんとか無事に終えることが出来て良かった。

 そしてその日の晩は、農チューバー仲間の「ナカガワファーム」さんと友人の辻村さんと飲みました。いやぁ~農チューバー同士で話が尽きない。気づけば1次会の炭火焼屋さんで3時間半も飲んでいたのに感覚的には、1時間。当然、飲み足りないのでどうするとなって危うくキャバクラに行きそうなったところをグッと堪えて良い子のスナックにしました。でも初めての山形市でどこに行くの?と思いきやさすが最近の若い衆すぐにスマホ検索で良さげなスナックを見つけてご入店。またそこの山形美人のママさんが良くてさらに2時間も飲んで歌って山形の夜を満喫しました。翌日は、なぜか二日酔いもなく元気だったのは、山形の酒が合っていたのかも。帰りの新幹線も強風で遅れ気味でしたがなんとか大宮で「かがやき」に乗れて予定通りに帰宅しました。4年ぶりの講演旅行でしたがいろいろとあって楽しかったです。ナカガワファームさんにまた呼んでねとお願いしてあるのでまた山形に行くかも。これも楽しみにしています。

岩手県北上市と山形県山形市に講演旅行・ナカガワファームさんと山形の夜を楽しみました・2024
https://youtu.be/l0zkjH0CFp0

ナカガワファームさんから頂いたツバピンピン帽子どうする?・美しいカキモチオーロラが出現です・2024
https://youtu.be/TK8Hip3N9_k

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