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iroeipitsu14
プラスチックの木。
物が増えていく暮らし。
それは理想の暮らしのはずなのです。
職場の人が
「最近忘れっぽくて。」なんて言うんです。
でもそれはきっと違うと考えました。
忘れているのではなく、思い出せないだけだと思うんです。
楽しいことやそうでないこと、恐らくほぼ全て覚えているのです。
良いこともそうでないことも、たぶん覚えているのです。
物や人で、頭のなかは溢れてる。
そんな僕も最近は、
好きだった人とのことや名前が出てこないことがあるんです。
あんなに好きだったのになあと、少しぼんやりするんです。
大人になるというのはそういうこと。
割りきれない気持ちで呟くんです。
「どうやらバカになってしまったようです。」
「どんどんバカになるようです。」
誰かに
「それでも別にいいじゃない。」
そんなことを言われました。
「それでもいいか」と考えました。
「それでは困る」と思いました。
いつだって、何かと何かのせめぎあいなんです。
物が増えていく暮らし。
それは理想の暮らしのはずなのに。
天才になりたいんです。
天才になって、どんなときでもあの人のことを思い出したいんですよ。
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