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おもいもよらないのです。

「ぶくおさん、お忙しいところすみません。池田さんの名字を教えてもらいたいのですが。」

そんなことを、会社の人から言われたのです。


心を亡くすと書いて「忙」と読みます。

あなたのほうが忙しいんだなと思いました。

言いたいことも伝わったのです。


それらを踏まえて

「池田さんの名字は池田さんだよ。」

なんて答えてみたのです。


忙しい人にそんなこと言うのは、少し申し訳ないなとも思ったのです。

それでも言わずにいられないことがあります。

人の性なのでしょう。

心が生きるで「性」なのです。


上手いこと言ったと、ほくそ笑んでるのは内緒なんです。(それほど上手くないのは、承知してるのです。)

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