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教師の仕事術を読んだ感想

私は大学を卒業したら教員になる予定だ。
そこで、大学では学べない現場の様子をイメージするためにこの本を読もうと思った。

この本の学び1 メモの重要性
教師には様々な業務がある。
業務を忘れないためにメモや手帳を活用することが大事であることは薄々感じていた。
しかしこの本はほかの側面で役に立つことを教えてくれた。
1つ目が反省の役割だ。
自分の小さな失敗は時間がたてば必ず忘れる。
そんな様子では一向に成長できなかったり、いつか大きなミスを押したりする。
メモを反省の役割を持たせば、改善することができる。
1日の終わりに目を通してなぜこのようなことが起きたかを考える習慣を作る。
2つ目が効果的な評価だ。
生徒をテストの点数で褒めることは簡単だ。
配布する際の点数を見て、自分がいい点数だと思ったら褒めればいい。
ただそれだけのことだ。
メモを取っていることで、「○○君は前回平面図形の分野ができていなかったのに、今回はかなり良くなっているね。」とほめることができるようになる。
自分の経験を振り返ってみても、具体的に褒められることは非常にうれしいことだと覚えている。
良い点、悪い点に関係なく、自分が気になったことはメモを取る習慣を作ることで、信頼を得るアドバイスができるようになる。

この本の学び2 6割の力で仕事をする
生徒のためとなったら全力で頑張ってしまうのが教師の性でしょう。
しかし、常に全力では自分・生徒・同僚のためにもなりません。
〇自分
常に全力ではいつか体調を崩す。
〇生徒
残業ばかりをしていて授業力向上の時間を持っていない先生の授業を望んでいない。
授業力20の先生がやる全力の授業と授業力40の先生が6割で授業するのでは同じくらいになっている。
〇同僚
育児休暇や体調不良の同僚に対して、私は全力でやっているのになぜあいつは全力でやらないのだと考えてしまう。
常に全力だと自分の心に余裕を持てなくなる。

この本の学び3 howではなくてwhyで考える
何か問題があったり授業を考えたりする際にはどうすればよいか考えることが多い。
それでは自分の目に見える部分しか考えなかったり、表面的な技量を付けたりするだけになる。
「なぜ」と考えると目に見えない部分や思考に深みが出てくる。
例えば、授業中に静かにできない生徒がいたとする。
Howの視点では、問題のある生徒は最前列にして管理しようと考える。
Whyの視点では、もしかしたら何らかの病気を抱えている可能性があると考える。
根本解決のためにはwhyの視点のほうが圧倒的に良い。
このことから私はwhyの視点を持とうと思った。

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