見出し画像

ハワイいったんですハワイ(RICOH GRIII)

 なんだか思いもよらないことになるもので、ハワイに連れてってもらってたのでした。
 まあボカシまくらないと同行の人に身元がバレる可能性が出てくるので、かなり曖昧にしますが。いやまあ別にバレたってどうってこともないのだけれど。

 今回はスナップ写真を、時系列に沿わずに掲載していくような変則旅日記になります。


持っていくカメラについて

 出発前から迷いに迷うわけですよ。どのカメラ持っていくか。
 結果的には、お手軽撮影担当のGRIIIと、せっかくの海外だからとJ limited 01を持ち出すことにしたんです。
 でも、あちらで何を観て何を撮るかのビジョンが持ててなくて、GRでカバーできる28~50mm以外で、なるたけ軽量なCOSINA AF19-35mmと、タムロン178D(80-210mmF4-5.6)なんてチョイスに。

 結果的に言えば、これはちょっと失敗だった。
 フルサイズ一眼レフ持ち出すなら半端なレンズつけずに、GRのカバー外を押さえるならDA70mm LimitedとDA★200mmとかにすべきだった。重いのを受け入れるなら徹底すべき。
 超広角は稀にあればうれしいけど基本はGRの28mmあるなら十分。
 望遠はJ limited 01を持つならよく写るレンズ、軽くしたいならE-M5 Mark IIに望遠ズームとかにすべきだった。持ってないけど、前から気になってたLUMIX G 35-100mmあたりがいいな。

 結果、あらかたGRで撮ってた。
 J limited 01はホノルル動物園とその辺の野鳥を撮るのに使うことになっちゃった。(こっちの写真は後日にします)

 HONOLULU BEERWORKSのKEWALO'S CREAM ALE。軽くて甘くて実に私好み。日本で売ってたらまた買いたいな。

 ダイキリに、砂糖に替えてグァバジュースで赤みと甘みをつけたカクテル。うまいのはうまいんだけど、$20ちょっとした……。
 物価はまあ恐ろしいくらいで、1ドル100円でも高いなという値付けを150円でやられてるからもう、ちょっと計算して財布の紐がガチガチになってしまう。日本は衰退しました。

 ただまあ、ワイキキビーチ物価もあったようで、缶ジュース一本3ドルくらいしてたけど、後でアラモアナまでいってウォルマート入ったらそういうのは1.60ドルくらいだった。

 ウォルマートの$1自販機。店内より安い値付けで、アメリカの感覚だと「機械が勝手にやるからサービスなしで安くできる」なのかも。

 ウォルマートは確かに安かったんだけど、パッケージでかすぎ、ボトル飲料とかも6本セット売とかが多くて、なかなか旅行者には買いづらい。地元民向けだなあ。
 ひとつ驚くほど安いと思ったのがテレビ。32型テレビが$88なんて書いてある。日本で13800円でテレビ売るの無理だろうから、放送の方式が簡単で安く作れるとかあるのかなあ。

 American Breakfastというと、卵(スクランブルか目玉焼き)・ベーコンかソーセージ(腸詰めじゃなくて豚ミンチを固めて焼いたようなやつ)・じゃがいもの3点セットが出てくる。
 卵は意外と味付け控えめで、日本人が米食う代わりに卵食ってる感じなのかな。

 ホテルの朝食ビュッフェ。結局アメリカンブレックファスト風のものをとっちゃっている私。実のところかなり好きなんだよな。

 しかし料金見たらひとり$50とか書いてんの。流石に宿泊客以外にはフリーで来てほしくないからそんな値付けしてるんだよな。それともそれくらいの価値があるとしてるのか。
 マクドならハワイでも$10くらいでクオーターパウンダーセットが出てくるけど、「ここでは愛想の代金はもらってない」と顔に書いてるような接客されたからな。
 ホテルビュッフェだと常にホールに人が回っていて、ドリンクついでくれるしあれこれ気を回してくれる。そういうサービス料が込みなら50ドルでも妥当なのかな。料理も明らかに上等だったし。

 ハワイ現地のハンバーガーショップ・Mahaloha Burger。Mahalo(ありがとう)とAloha(こんにちは)をあわせてMahalohaであるらしい。
 なんの気なしに持ち上げたら、びっちゃびちゃになってるくらいの肉汁。他にハワイで食べたハンバーグ等は、赤身肉をがっちり圧縮した感じのハードなのが多かったんだけど、ここはジューシーなだけにやわらかめ。
 価格帯も16ドルあればセットが出るくらいで、比較的リーズナブル。背伸びした旅行者には嬉しい。

 ハワイではマグロがとれて、また日系人の影響なんだろうか、Pokeとよばれて生のマグロを使った料理がある。
 ロイヤルハワイアンセンターのフードコートで、Poke Waikikiという店のポキ・ボウル。
 マグロ・サーモン・豆腐のうち2種をメインに、レタス・のり・玉ねぎ・海藻(もずくにしては粘りがないよくわからないやつ)・トマト・パイナップル・枝豆など色々乗っけて、マヨネーズソース。これなら日本人感覚でもけっこうなヘルシーフードに見える。
 酢飯じゃないけど、まあサラダ巻きとかを丼で食ってる感じで、まったく普通に美味しく食べられる。

花・植物

 野山に入ったりはしてないので、あまりハワイ独自の植物とか見たわけじゃなく、目に入るのはほぼ植えられたものだった。

 キバナツルネラ。中米原産だけどハワイなら年中咲く。

 多分日立の樹(オアフ島にある)と同じモンキーポッド(アメリカネム)の木が結構そこらじゅうに立っている。こんな堂々たる大樹でも葉っぱ見るとマメ科そのものなのがちょっと不思議な感じ。

 ルリハナガサモドキ。よく植えられていた。

 雑草らしい植物は、日本で見た覚えがないものが多かったんだけど、これはオニタビラコっぽかった。

 ベニゲンペイカズラも日本で植えてることもあるけど、日本だと夏の花。こっちじゃ2月に咲いてる。

 オオハマボウ。ハワイではHauという。

場所

 カメラ持って知らない国、となると、単に歩いてるだけでも楽しくなってしまうので、いわゆる有名スポットはあまり多くは巡ってない。

 イオラニ宮殿は、空港からホテルに移動する途中に立ち寄り。
 1882年のものだから日本のいわゆる城のほとんどより新しい。

 イオラニ宮殿の南に向かい合って建っているAli'iorani Haleという建物は、今でも裁判所として使ってるそう。門前にはカメハメハ大王像。

 ワイキキのクヒオビーチ(サーファーの聖地で、もともとサーフィンはハワイの王族の遊びだったものが原型だそう)にある見事なバンヤンの樹。これはクヒオビーチのランドマークらしい。
 ハトがめっちゃ溜まってたな。住み家にしてるんだろうか。

 ホノルル動物園の門前には、リゾート開発していく際に見つかったハワイ人の遺骨(おそらく墓を壊してしまってるんだと思う)を祀るKahi Hali'a Alohaという場所が作られている。

 ABC STOREというコンビニが、ワイキキではもう日本のコンビニ以上というくらいの凄まじい密度で大量に建ってる。
 いくらなんでも、と思ってたけど、今Googleマップで確認したら、ワイキキエリアにだけ密集して数十店舗あって、それ以外にはアラモアナセンターにちょっとあるだけだった。
 もしかして、「コンビニがそこらじゅうにあってあたりまえ」という文化圏から来た日本人をピンポイントで狙ってるような商法なんだろうか。

 ABC STOREのないワイキキ以外のところでは、セブンイレブンがあるみたい。これはそんな異様な密度ではない。
 あとワイキキにはローソンがちょっとだけあって、驚くべきことにおでん売ってた。回転しないと困る商品だと思うけど、回転するのかな……。

 足道マツサーヅ。
 日系移民も多くて日本語を見ることは多いし話してくれる人もいるくらいだったけど、どうも書かれた日本語はけっこう苦しいのもあった。

 それから韓国系らしい教会もちょくちょく見かけた。日本でもたまにあるけど、韓国から外に出る人たちには欠かせないものなのかな。

 オバマの記念館がアラモアナセンターの近くにあると聞いて寄ってみると、雑居ビルに手作り感いっぱいの資料を大量に展示したところだった。
 オバマほどの人ならハワイ州をあげて記念館くらい作ってるものだろう、と日本人感覚では思ってたんだけど、そうではないみたい。
 しかしハワイから大統領を出したという誇りがなければこういうものを手作りしたりもしない気もする。

 大規模ショッピングモールのアラモアナ・センターは……日本でいうとアウトレットモールみたいな感じだった。りんくうプレミアム・アウトレット歩いてるような雰囲気。まあ私にとってはさほど面白いところではない。

陸軍博物館

 ワイキキビーチにはフォート・デルッシーという米軍基地があって、海岸防衛のためにバッテリー・ランドルフという砲台陣地を構えていた。それが現在は開放されて、陸軍博物館になっている。
 表には95式軽戦車とM24チャーフィーが並んでいて、まあ……これじゃ戦いにならんよな……。
 陸軍博物館も面白い内容で、カメハメハ大王がハワイを統一するまでの話から、フォートデルッシー建設、真珠湾攻撃、ベトナム戦争(当時は兵士の休憩場所として使われていた)までの歴史の展示があった。

 真珠湾で落ちた99式艦爆の機体番号票が展示されていた。

道端スナップ

 たしか横断歩道を指してる標識だったと思うけど、色がなんかトロピカルだった。

 ショッピングモールにて。春節直後の時期というのもあってか、結構こんな中華風ランタンを吊ってるのを見かけた。

 なんだこの強烈な広告は、と思ったけれど、よく読んだら「飲料メーカーは果汁とかナチュラルとかビタミンCだとかいいながら、砂糖・砂糖・も っ と 砂 糖 !みたいな飲み物売ってるけど、虫歯と肥満と糖尿病まっしぐらだぞ」というハワイ州政府の警告だった。

 ワイキキあたりは流石に清掃や治安維持もビシっと行き届いて、日本の繁華街でも及ばないレベルできれい。
 なのだけど、アラワイ運河を渡るとすぐ住宅地になり、ワイルドな雰囲気に変わる。電話ボックスがこの状態になってたら、日本でもかなり警戒するよな。
 海外に詳しい同行者だと「ここは徒歩では通らない」といっていた。私徒歩でいってたけど。

 ハマスが悪い、で結論にできちゃうと楽なんだろうけど。

 Japanese Restaurant Sushi居酒屋「ちばけん」。
 まあ笑いそうになるんだけど、スポンジケーキにようかん挟んだお菓子に「シベリア」って名付けてるの見たアメリカ人も笑うだろうから。こういうのお互い様やで。

Akihabara Tokyo Store

 地図で見つけたAkihabara Tokyo Storeというアニメショップ。
 なにか英訳版のMangaでもあるかなあ、と覗いてみたんだけど、売り物が完全に日本からの輸入品だけ。オール日本語。どうやらハワイのガチ勢向けのショップらしい。

 品揃えもなかなかマニア向け感があり、ワンピースとか鬼滅の刃とかの定番化したようなコンテンツもあるけど一部で、新しいところでは呪術廻戦や葬送のフリーレンあたりのヒット作も掴んでいる。
 多少とはいえVtuberのグッズもあったほど。文化的に海外に強い面はあるけれど。
 その他も、日本でグッズ展開されるような作品なら多少なりとも置いてる、という感じだった。
 しかしその一方、これならあるだろ、っていうのがすぽっと抜けてる作品がいくつかあったっぽい。
 たとえば、「ぼっち・ざ・ろっく!」は全く見かけなかった。廣井きくりが違法になってしまうとかありえるかもしれんが。

 それから、ウマ娘はまったくなかった。
 まあ、ほぼ海外からは情報がないであろう一昔前の日本競馬がモチーフじゃ難しいとは思うんだけども。ゲーム内でも、海外遠征といえばフランス凱旋門賞で、アメリカ競馬は完全スルー状態だし。
 しかしまあ、見方を変えればウマ娘はまだアメリカが手つかずのブルーオーシャンとして残ってるともいえるな。最近日本馬がブリーダーズカップを勝っちゃったりしてるし、チャンスがあるぞ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?