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写真雑記(2024/01)

 字の記事です。

ペンタックスリコーファミリークラブ フォトセッションin大阪2024

 いってきたよ。PRFCの会員だし。
 中山博喜さんの「最後が肝心!- 写真の見せ方仕上げ方」と、wacameraさんの「モノクロームのススメ」の二本立て。
 まあ内容をあまり詳細に語るものではないんだけれど、タイトル通り仕上げとモノクロの話で、GRIIIも買ったところだしタイムリーであったな。

 以下、セミナーの内容とは直結しない、私が思った話なんだけれど。

 私は写真を撮ると、センサーに何も光が当たっていない真っ黒の状態に、光が当たって、感光量が加算されていく、と認識している。
 PCやスマホのモニターが映像を表示するのも、光が出てない状態が黒で、各色の光が出るほど強い色になっていく。
 私は撮影してPCで編集して見る人間なので、なんというか、黒に色をどの程度乗せていくか、というような感覚で現像とかやってる気がする。

 しかし、現像したフィルムを印画紙への焼付けるところまでやってる人だと、その最終工程は、白い状態から黒へと焼きこんでいってるんだから、もしかしたら「写真は白に黒を焼いていくもの」と思うのかもしれない。
 デジタルでも、プリントを最終に考えるとそうなるはず。

 で、黒ベースに足していく感覚の私が写真撮ると、黒つぶれを作画として使うことはできるけど、白飛びをうまく使えない。真っ白に飛ばした中に被写体があるようなカットって、あんまりやれない。
 黒は基底状態だけど、白ってカメラやなんかの性能上限によって生じてしまう限界値、みたいな感覚持ってしまってる気がする。

 この感覚を逆転させるのはすぐには難しそうなんだけれど、白に黒を入れていく、紙に描くような感じで撮影できるだろうか。

 試しにGRIIIのソフトモノトーンを大きくプラス補正して、必要な分だけプラス補正を減らしていく……というやり方をすればどうかな、と思ったのだが。(ハードモノクロームを暗めの露出で撮る発想の逆)
 正しいかわからんけどしばらく試してみるか。
 これは思い切りが足らんな。雲まで真っ白に飛ばせ。それにGR独特の周辺光量落ちは、この場合は補正するほうがいいか。隅が残る。

SNSについて

 先月頭には一応Threadsをやってると書いたけれど、やっぱり他人の投稿も見ずに自分のプロフィールをブックマークして、ただ誰に見られる気もなく写真を上げてるだけ、というのは不毛すぎる。
 一方的発信なら、このnoteでやってるし向いてるし。

 で、最近よくゲームの話題とかで使ってるmisskey.io、写真関係もここでいいかな、って気分になってる。
 全体としては大きめのコミュニティでありつつ、主にチャンネル機能でテーマ別に人々が活動してる感じ。写真関係ではmisskey写真部とかmisskeyどうでもいい写真部とかを見てる。
 misskey.ioは推測で知らない人の存在をおすすめしたりは一切しないから、ただアカウント作って使い始めても他人の存在が見えなくて、何がなにやらわからないところがある。
 だけど、チャンネルに分かれてると気付いたらむしろ使いやすくて、チャンネルを覗けばその話をしている誰かがいる感じが居心地よい。どっちかというと掲示板群みたいな感じだ。

デジタルズーム

 GRIIIには、ボタン一つで35mm相当・50mm相当にトリミングした状態で撮影できる、いってみればデジタルズーム機能がありますわね。
 友人のソニーNEXにも、2倍までの超解像ズーム機能があって、ボタンに割り付けて自在に画角を変えたりできると。今のαにもあんのかな。

 二十数年前はもう、デジタルズームは素人を騙す邪悪なもので、ちょっとカメラ詳しくなったら即刻機能オフ、とにかく全否定せよという風潮だったものでした。
 まあ300万画素で2倍デジタルズームやって75万画素相当、とか、3倍ズームレンズに2倍デジタルズームで6倍とかをそんな画素数の頃にやってたんだから、実際わりと邪悪だったとは思いますけれど。

 そういうのも今は昔、超解像技術とかである程度画質維持して引き伸ばしもできるようになっちゃった。
 ディスプレイ解像度が今でも200万画素(フルHD)とか頑張っても800万画素(4K)のところ、スマホに5000万だ1億画素だというセンサーが乗って、2倍そこそこのズームなら画素数が足りるようにもなっちゃった。

 そして、そういう技術的な進歩以前の話なんだけど、大抵の人がスマホの小さい画面で見るようになったから、実際のところ相当低画素の写真でも気付いてないんじゃなかろうか。

 私、一時期ウェブサイトの作成・管理なんかやってたけれど、「これ使って」と持ってくる写真が、何回JPEG圧縮し直したかわからんくらいぼやけた240x360ピクセルのデータだったりしていた。(そしてえてしてそういうのはネットで拾った、雑に盗用を繰り返されて誰に著作権があるかわからない画像だから、使えないと拒絶して何度もバトルを繰り返させられた)
 そもそも写真送ってっていったら、データそのものじゃなくて表示した画面のスクリーンショットを寄越すし、下手すりゃLINEのタイムラインのスクショが来るよ。
 画質感覚なんてそのレベルなのでは。

 どうしても私の回りには、カメラやる人とか、ちゃんとPC扱える人ばかりになってしまうから、そういう感覚で回ってるところがあると想像もできんかったけれど。
 昔から、デジカメで撮ったら背面液晶で見て終わり、って人が多かったのかな。コンパクトカメラのデジタルズームって大体デフォルトでオンだし、そういうことじゃないか。

OM-D E-M1X

 オリンパスE-M1X、発売直前のお披露目イベントに顔出して、盛り込みまくったテクノロジー自慢を散々に見て、おー自信作なんやなーと思ってたんだけど、その、ほら、商業的にすんごい滑った。
 初値が40万円くらいだったのが、発売半年くらいで半額にされて。それが写真事業身売りが決まったとこだったからまた。
 その後、2023年に久々に東京行ってOM SYSTEM PLAZAを覗いてみたら、展示されてるボディがことごとくE-M1Xだらけ。そりゃ2019年発売モデルだから生産終了なのは当然としても、まあ、販売は継続してる。
 今や中古は10万円。

 一応、OMのフラッグシップとしては1世代前でしかないんだから、別に今使ったとしても性能は十分高いはず。
 うん、いや、10万円って1世代前のフラッグシップモデルとして激安だといっても、端金ではないしね。
 私もでかいカメラだったらJ limited 01があるんだから、そこにでかいカメラもうひとつあっても、いつ使うかわからない。
 マイクロフォーサーズには手軽に持ち出せて十分な性能と面白さがあるサブ機というポジションを求めてるんだから、でかいE-M1Xでどうするんだっていう。

 まあ、私みたいな不人気モデル好きという人種には、どうも心惹かれるものがあるな。流石に使わんから、突然「買っちゃった」と言い出すことはないと思うけど。ないよな……


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