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華やかなりし阪神競馬 (K-70 / smc PENTAX-DA★200mmF2.8)

 先日笠松競馬場に行ってみて、久々に馬心がついたので、8日から始まった阪神競馬の初日にでかけてみたよ。

 写真じゃわかりにくいんだけど、奥の方に大行列ができていて、当日券の入場者はかなり待つことになった。私が入場してまっすぐ歩いていったら2レースの観戦には間に合った、というくらい。早く入りたいならネット予約必須だなあ。
 まあ私は博打じゃなくてレジャーが目的なので別にいいのだけれど。

 待ってる間は、壁に阪神競馬場で勝利した名馬の写真とエピソードが並んでいる。ウマ娘になったオグリやタマやニシノフラワー、なかなかなりそうにはないスダホークやカツラギエースなど幅広いメンバーで楽しい。

第2R 2歳未勝利 芝1400m

 馬券を買うのも慌ただしいので、ぷらぷらコースに歩いていったら、第2レース出走のアナウンス。スタンドはどこまであるのかな、と思ったら、ちょうど芝内回りコースが直線に向くあたりのところを目の前で見られるのが東端らしかった。
 内回りを使うのは、1200m、1400m、2000m、2200m。第四コーナーは内回りはかなり鋭いカーブなので、外を回す馬は膨れるかも。
 これが阪神競馬開催初日、初の芝レースなので、まだ全く荒れていない芝が美しい。

 この黄色い装具が黒鹿毛の馬体に鮮やかなハウピア、外から抜け出してそのまま先頭でゴールした。4番人気ながら、良血馬を向こうに回して父レッドファルクスという渋い血統。

場内見物

 コーナー近くでレースを見届けた後、後ろを見ると、芝生が広がり、また子供向け遊具のある一角を見かけた。
 せっかくだからそっちを見に行くと、どうやら地元の家族が遊びにこれるような公園になっているようだった。

 噴水の上に立つセントウル像。阪神の重賞レースの名前にもなっている名物だけれど、みんな次のレースのパドックに忙しいタイミングでは、こっち来てるもの好きも私くらいだった。

 それからメインスタンドに戻ってみると、フードコートがあった。どうも10時なのに腹が減るな、ということで、宝塚カレーというところのカレーを食べてみた。阪神競馬場名物らしい。食堂、って感じの味わいだった。

 メディアストリートというところを通りかかったら、阪神競馬の歴史的な展示があった。
 1960年クラシック二冠馬コダマが、宝塚記念を勝ったときのレイとカップがあった。あの日本競馬の大牝祖シラオキを母に持つ、戦後初のアイドルホース。

第3レース 2歳未勝利 芝2000m

 第3レースは、ターフビジョンの近くで観戦。スタンドの奥からまっすぐ出てくるとそのあたりになる。
 前崩れの展開の中で、10頭立て7番人気のノーブルライジングが、最後方からカッ飛んできて勝利。また黒鹿毛に黄色だな。

第4レース 3歳以上障害未勝利 2970m

 4レースは障害未勝利戦。
 お、小牧加矢太騎手が乗るぞ、ということで、私はここで初めて馬券購入。地方から来た往年の名ジョッキー・小牧太の息子さんなんだけど、背が高くなりすぎて競馬には厳しい……と競技馬術に進んで全日本障害馬術大会に優勝、それから「障害専門なら55kgでいい」ということでJRAに入った異色の新人。
 それが5番のビッグスコールで、オッズも見ずに単勝買ったら7頭立て5番人気。きびしいかなー、と思ったら、なんと4コーナー抜けて先頭に立った。あいにくそこで一杯になって下がっていったけど、それでも粘って2着。よく頑張った。

 障害レースは内側のコースを使うので、近くで見ててもあまり見通しよくないと思い、メインスタンド3階の通路から見物。さすがにもうちょっと長い望遠が欲しいかな。とはいえガラスがあるからあんまりバカでかいレンズも使えないしな……。PENTAXのFA★300mmF4.5の方なんかいいかも。

第5レース 2歳新馬(牝馬限定) 芝1600m

 第5レースは、パドックを見てると実にかわいい馬がいた。馬体重388kgのちっちゃい体で、きれいな栗毛に一足だけ忘れた靴下。白のメンコから覗く流星はしゅっとまっすぐ。

 客席を通ると人の方を向いちゃう愛嬌。

 松本騎手も2年目の若手。騎手までなんかかわいくなってしまったな。

 隣りの枠にいたデアデルマーレが500kgもある大柄な馬で、最大と最小が並ぶレースだったのでその2頭のワイドを買った。

 あいにく、ダイシンベスパは8着。まあ、これからがあるさ。

第7レース 3歳以上1勝クラス ダート2000m

 7レースのパドックで、ちょっと横手に回って見てたら、福永祐一ジョッキーが目の前に来た。私が競馬を見始めてすぐくらいにデビューして、もうすっかりベテランだ。
 若い頃から美形だったけれど、すっかりイケオジになっている。

 ちょっとシャッタースピードを落として流してみたけど、馬は上下にも動くからあんまりよくないな。

 このレースはハイエンド(鮫島駿騎手)が大圧勝。

 これもメインスタンド3階から。

第8レース 3歳以上1勝クラス ダート1400m

 次の8レースは、特に理由があったとは思えないんだけど、この14番メタモルフォーゼを何枚も撮影していた。なんでだろう?

 藤岡騎手が乗る瞬間まで撮ってる。なんでだろう?

 そしてターフビジョン前、大外をぐんぐん伸びていって、16頭立て13番人気のメタモルフォーゼが一着で飛び込んだ。2着に粘った10番エトワールジェンヌも8番人気、3着の2番ピュアカラーは12番人気。
 もう大荒れで、三連単261万1080円。

第10レース 戎橋ステークス 3勝クラス 芝1400m

 さて実はここまで馬券全滅してた私。まあ応援馬券とかなので別にいいんだけど。
 このレースは少し真面目に予想して、ここは一番人気のメイショウホシアイより、春にママコチャを抑えてエルフィンステークスを勝ってるある―リングウェイが自力上位。単勝一点勝負……! と思ったら沈没。ぜんぜん違うじゃん!

ババヲナラスクルマ

 なんで小倉って書いてるんだ……?

第11レース 大阪スポーツ杯 ダート1200m

 あっちこっちあるきまわって写真撮ってたら疲れちゃったから、これにて最後かな、と。
 大スポがわざわざブース出して号外みたいなの配ってたと思ったら、メインレースがこれなのね。

 相変わらず当たってない馬券、私の予想の基本は近走成績が安定してるのが良い……というアタリマエ極まりないスタイル。予想した有力馬が上位人気ばっか。
 軸はまあ1番人気レシプロケイトで仕方ない。相手も2番人気デュアリスト、3番人気クロジシジョー、穴っぽいところも1番ボイラーハウス(7番人気だけど割れてて11.7倍)くらいかな、と。
 で、私はいつも単勝かワイドが中心で、馬連でさえ思い切った勝負って感じなんだけど、人気サイドじゃ仕方ない、思い切って三連複。レシプロケイトから他の3頭に流した。

 そして上の写真、第四コーナーを回ったところで見当たらないレシプロケイト。あちゃー。

 まあ仕方ない、帰ろうと家路に。
 電車も混みまくるのがわかりきってるので、あえてひとつ北の小林駅までぶらぶら街歩き。これはこれで趣味。
 小林駅近くのイズミヤが、もう旧大店法時代そのものの実に懐かしい感じてでよかった。ニチイ、ダイエー、オークワ、ジャスコ、イズミヤ……。


 さっき、私が買った馬券は何だったっけな、と確認(競馬場にいながらにしてPATで買ってた)したところ、大阪スポーツ杯はレシプロケイトがちゃんと3着に入っていて、三連複見事的中してました。Oh。
 まあ、元々お金を増やそうと思って買ってるわけでもないけれど、当たると嬉しい。


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