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書評:「経済学」にだまされるな!

「経済学」にだまされるな!
著者:トマ・ポルシェ、訳:岩澤雅利
出版:NHK出版

フランスの話多いなと思ったら、作者フランス人だっだわ(いまさら)
トマって名前はフランス人に多いんかな?(他の例をトマ・ピケティくらいしか知らないけど、トマスの語尾sの発音を落としてると考えると、フランス語圏の名前か!)

最近のマイブームの、新自由主義に物申す!タイプの本。この前の鎌倉資本主義と違って、ヨーロッパ中心の語り。公的債務、日本でもよく国民の借金が一人あたりウンゼンマンって感じで語られてるけど、反対勘定あるよな〜って思ってたのがちゃんた正しかったよ。民間の債務比率の方が高いのには笑っちゃったよ。どんだけ厚かましいねん!!ただ、政府とか公務員とか、イメージ戦略(?)で負けてしまっている感は否めない。どの国でも同じようだ。
色々な欺瞞を明らかにしつつ、なかなか富裕層に届かない何を為すべきか。どうすれば、マネーゲームから脱却できるのかなあ?
個人的な新規発見は、公的債務と富裕層の課税への反比例の部分、あんまり意識しなかったから、なるほどな〜ってなった。
地球温暖化のことだって、ビジネスライクになってるなーっていう思いはみんな同じだったと知れたのもよかった。

既存のエトセトラと、どういうふうにコンセンサスをとって、より良い方向に向かっていけるか、それが大事だよね。間違った方向に言ってるよ!って言える世界になってほしい。

それでは!

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