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ドイツ留学 マネー編 奨学金・諸費用

どうでもいいんですが、上の写真は私の手じゃありません。爪切った方がいいよ、って言ってあげたいですね。
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さて早速ですが、今回はドイツへの交換留学での金銭的な事情についてです。日本の大学から交換留学をするとなると、やはり金銭的な面が気になるという方が多いはずです。そこで、


・奨学金は?どんな種類があるのか?授業料は?
・生活費や渡航費は?
・筆者が生活するにあたって、どのようにして節約しているのか?


などについて、簡単に述べていきます!


1.奨学金・授業料について

 まず、授業料から。私は日本では国立大に通っています。交換留学中も、学費は日本の大学に支払うことになっていますので、ドイツの派遣先大学にはSemesterticketといって、「学生証」兼「地域の公共交通機関乗り放題券」のチケット代を支払いました。1つの学期で130ユーロほどだったと思います。※Semesterticketの価格が年々上昇しており、数年後には170€をこえる見通しのようです。 (安さが売りの東独やのになぁ...と。)

 次に奨学金。私は「公益財団法人 業務スーパージャパンドリーム財団」様から、奨学金を頂いております。(堅苦しく言いましたが、)そう、あの業務スーパーさんです。この奨学金は月額15万円(※振込は2カ月に1回、まとめて)を「給付」にて頂けるところに最大のメリットがあると思っています。(http://www.kobebussan.or.jp/)毎年全国から200人前後がこの奨学金を頂けるそうなので、是非活用してみてください!!ただし、渡航前の支援金はありません。(面接場が兵庫だけだったので、関西の学生さんが多かったですね~🐙)
 よく知られている留学生用の奨学金としては、文部科学省が力をいれていた「トビタテ!留学JAPAN」がありますよね。こちらも、給付でいただけるみたいです!ただ応募者数が多いみたいで、なかなか熾烈なようです。
 私の周りで一番多いのは、JASSOの海外留学支援制度を活用しているパターンです。こちらも給付だったと思います。渡航先の都市によって、金額に差があるようです。https://www.jasso.go.jp/ryugaku/study_a/scholarship/haken/index.html

 あと、私は知らなかったのですが、DAADからドイツでの夏期春期の語学講座限定で一定レベル以上のドイツ語能力の日本人学生に対しての奨学金があるみたいです!!!(https://www.daad.jp/ja/find-funding/scholarships-for-students-and-graduates-from-japan/
 もっと早く知りたかった...(私の奨学金では、夏期の語学講座は給付されません)。←こんな風にならないためにも、下調べを十分にすることをオススメします!

2.生活費・渡航費など

渡航費なんて航空券をいつ・どこで・どんな種類のものを買うかによってまちまちです。私の場合、ホームステイ先から連絡が全然来なかったため、航空券を購入したのが1カ月半前と直近でした。また、復路の予定も未定だったため、片道で買うしかなく...カタール航空のHPで予約したら12万円もしました(笑)
もう少し早めにとれば、もっと安くなるかもしれません。ちなみに大学生協でも見積もってもらいましたが、どえらく高額で。33万円の見積書を渡されて「現金手渡しでお支払いできますか?」と。イヤイヤイヤイヤ、なら自分でとってビジネスで行く方が安くつきそうです、知らんけど。
ここで私は一つ後悔しています、そう「マイル」を貯めることです。ドイツに来て旅行するのに、鉄道マニアの私であっても航空機を利用します。となると、ANAカードでも作ってマイルを貯めるチャンスなのでは...?と。これはステマではありませんが、ANAかJAL、どちらかのカード作ればよかったなぁ、と思って、つい最近ANAカードを作りました(笑) 

話を戻して、次は生活費。基本的に私は家計簿をつける体質じゃないので、なんとなーく管理してますが、銀行口座をスマホアプリのweb通帳などで管理すれば、当月分の大まかな費用は把握できます。
食費は23000円くらいですかね。外食してもハレはどこも安いので助かります。ただ大学の食堂は安くないですかね(1プレートで3€前後)。スマホはVodafoneの4GBのSIMで、ひと月約25€。
で、忘れてはならないのが健康保険代。月額88.72€(TK)です。たかい!!!たかすぎる。まあ、これを支払わないとビザがとれないんですよね。仕方ない。
家賃はWG (Wohnungemeinschaft) といって、台所とトイレ・シャワー・洗面所を共有する住居に住んでいるのですが、鍵付きの自室は約8畳あって月221€(通信費、光熱費込み)。これは破格の安さです。ドイツは近年、学生用の住居の家賃が上昇していて、特にミュンヘンでは深刻な問題となっているみたいです。ですから、この家賃をドイツの典型だとは思わないでくださいね。
とはいえ、うちのWG、食器も布団も調味料もなにもなかったので、全部買いそろえました。IKEAに三度ほど通ったかな(笑)ですので、結局はあんまり安く抑えられてないと思います。初期費用は仕方ないか。未だに電子レンジもないんですが。

3.筆者の節約術

お待たせしました。関西人はこの手の話題が大好きだと思います。
 上にも話した、マイルは一つの手だと思います。「陸マイラー」を目指すと留学後も旅行できそうですよね。
 カード関連でいうと、ソニー銀行のVISAデビット「Sony Bank WALLET」は結構便利です(※ステマじゃありません)。デビットカードのメリットである即時性のある引き出しで預金の管理がしやすいことに加えて、外貨で預金した時の為替レートで引き出されるので、海外ショッピングの手数料をとられないのです。これは正直、かなりお得だと思います。ドイツはまだまだ現金大国ですから、街の飲食店や屋台、さらにはスーパーでさえVISAカードが使えない場所は多いですが、それでもあると重宝します。欧州内どこででも使えますしね。

 あとは...旅行する際に、私は専ら鉄道を使うのですが、なるべく早く予約する(旅の鉄則?)のと、高速鉄道(IC,ICE)と地域鉄道(RBなど)の所要時間をくらべる!ことも大事です。日本でいうと、たとえば大阪から名古屋まで行くのに、新幹線と在来線がありますよね。新幹線でも、早めに予約すれば安く行けますし、ドイツの場合は早めにとるとむしろ高速鉄道のほうが安かったりします。でも、今日思い立って明日!と、いざ調べるとめちゃ高い......やっぱやーめた、と。バスも売り切れてる.......。そんな時に、同じ連邦州や隣接する州であれば、ICE・IC以外を安く使える周遊パスのようなものもあります!例えばバイエルンチケット。このほかに、シェーネスボッヘンエンデ・チケット Schönes-Wochenende-Ticket(日本語訳すると「よい週末チケット」)なるものもあり、最大五人まででお安く活用できたりします。

ドイツ外のEU圏内であれば、LCCも活用できますね。Easy Jetなんかは、2月にベルリン・テーゲル~アテネの往復で、60€かからなかった気がします。


以上、ドイツ留学 マネー編 奨学金・諸費用でした!少しでもドイツで生活なさる方のためになれたら幸いです。私はドイツ初心者なので、もっと他の節約術もありますね...(笑) 探してみてください!


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