埼玉県学校総合体育大会 さいたま市予選会R6/6/6(木)



植竹中


片山/R
◯球速帯
スピード表示無いため不明。
◯メカニクス
アングル低めのサイドスローからの投球。
その他

田中/L

◯球速帯
スピード表示無いため不明
◯メカニクス
右手を大きく一塁側に出し、右脚は並進の初期で開いていく事で体幹の加速距離を取っている。ホームベースの一塁側端をスライダー?カーブ?で掠める出し入れは良かった。

◯その他
特になし

先田/R
◯球速帯
スピード表示無いため不明。

◯メカニクス
トップから肘が曲がったまま、リリースを迎える。また接地時に骨盤-胸郭が同様に捕手の方向を向いており、加速距離が取れていない。身長が特別大きい訳では無いが、今後を見据える事と投球障害予防とを鑑みて、加速距離を取れるような身体機能と、動作にして欲しい。また2試合目も登板した。2試合目の方が肘は伸びていた。

◯その他
投手前のスクイズ阻止で、自らタッチにもいける微妙な距離感でタッチアウトを取ったり状況判断は悪くない。オフェンス面を見ても、野球のプレーがオールラウンドにしっかり出来る選手だと感じる。

津田/R
◯球速帯
スピード表示が無いため不明。

◯メカニクス
ここまで投げた選手の中では、球速にしても動作にしても速度を感じる投手。試合開始時はショートを守っていたため、そういうプレーヤーなのだと思う。ワインドアップで右膝股関節が曲がり、明豊時の今宮を彷彿とさせる。左股関節の引き込みはストレートで甘く、並進の速度をリリースまでの体幹前傾に活かせていない。

◯その他
背番号1。

穴倉/R
◯球速帯
スピード表示が無いため不明。

◯メカニクス
リリース以降も体幹前傾が引き出せており、トップ以降は悪くない。このチームは並進でのヒップヒンジが徹底されているが、この投手にはまだいらない。ヒンジを引き出すことで重心が落ち、並進の速度が落ちている。この投手はもっと並進の速度を出すべきなのだが、そのためにはもう少し浅い股関節と膝の角度の方が今の身体には良いのではないかと感じる。突っ込んでいる体幹の前傾ではなく、しっかり体幹の仕事量が引き出せている。並進の速度が上がれば体幹の移動速度も増すはず。右脚のプッシュという弱点を補強するのではなく、体幹を倒せるという長所を活かしてほしい。

◯その他
子供は小さい大人ではないし、確かに理屈は大事なのだが適切に使わなくてはいけない。あくまで理屈なので、文脈がある。なので、1つの理屈にはそぐわない文脈もある。今日の投手の中では最も投手っぽいため、伸びてほしい。

与野東中


熊倉/R
◯球速帯
スピード表示無いため不明

◯メカニクス
縦の角度が大きいリリースアングルが印象的。カーブもトップスピンの効いた縦カーブを投じる。並進運動も重心の高さを失わずにといった感じ。少々、ダブルプレーン気味なのが気になる。良いストレートはあるが、圧倒出来るほどのスペックではない。並進にしても回転にしても、速度を感じないため、今後も野球を、投手を続けてストレートを磨いていって欲しい。セットポジションからクイックで投じると並進の速度があるからか、両鎖骨とリリースの位置が直前に近づき、シングルプレーンに近づいている。速度が出てくれば、リリースも改善すると感じる。なので、ストレートを磨いていって欲しい。

◯その他
特になし

矢部/R
◯球速帯
スピード表示無いため不明。

◯メカニクス
評するほどの投球数に至らず。

◯その他
特になし

原山中


江畑/R
◯球速帯
スピード表示が無いため不明。

◯メカニクス
接地よりも早めにトップを作り、左脚の力発揮のタイミングに合わせて強く腕を振る。左脚の力発揮がリリースより早ければ、上体が起き高めに吹くし、タイミングが逆なら低めに叩く。

◯その他
ホームランも打っており、回転の出力や、力発揮の勘は良いものを持っている。高校に入っても硬式出身者に、劣らず活動出来そうなモノは感じる。

河原R
◯球速帯
スピード表示が無いため不明。

◯メカニクス
並進は短いが、トップからの体幹の前傾は悪くない。しかし、前傾の加速が出来ていないため出力は無い。接地時に捕手方向への体幹前傾が生じているため(つまり突っ込んでいる)、加速の距離が取れていない。若干、接地直前の骨盤後傾が気になる。

◯その他
特になし

宮原中


佐藤/R
◯球速帯
スピード表示が無いため不明。

◯メカニクス
左脚を顔よりも高く上げ、その運動エネルギーを利用して並進の速度を出すと思いきや、そこから少しトルネードしていく。非常にエネルギーの使い方が勿体無い。また恐らくプレートの一塁側でセットした方がコントロールや頭部の舵取り、並進が改善する。

◯その他
特になし

山田/R
◯球速帯
スピード表示が無いため不明。

◯メカニクス
ストレートでしっかりストライクを取ろうというフォーム。胸の前からすぐにトップを作り並進を開始する。本格的な投手という訳ではなさそう。ただ、ストレートも変化球もゾーンに投げられるため、遅いが空振り三振や見逃し三振も取れる。出力が付いてきたら面白い。もっと中学のカテゴリーで、経験を積んで欲しいため、中1か2であって欲しい。

◯その他
特になし。

北村/R
◯球速帯
スピード表示が無いため不明。

◯メカニクス
左股関節の屈曲が浅い。体幹の前傾もしっかり出せているが、リリース以降でも右脚股関節の屈曲も生じており、腹直筋の活動が優位に見える。腹圧がかかるタイミングが遅いため、リリース以降も体幹が丸まるような動作になっている。投球動作全体として見るとまとまっているが、各所の力発揮のタイミングはまだ掴めていない感じ。今日投げた投手の中では、植竹中の背番号10と同じくらい良いものを持っている。体格も悪くないので、あと3,4年は野球を続けて、身体作りもしっかりやって欲しい。

◯その他
今日、出場した選手の中ではトップクラスのスペック。野球を続けて欲しい。

野手プロスペクト


名前を失念してしまったが、宮原中4番の選手は良い野手だった。塁上や打席前での空き時間の使い方や周囲への声のかけ方など、オフェンスで特に良かった。体格は160あるの?くらいの感じだが、コンタクト能力が高く全打席で捉えた当たりは打っていた。

試合雑感

このカテゴリーになると、野球に関わる全ての事象において出来てる事と出来ていない事のうち、出来ていない事の方が多い。なので、良いところが凄く目立つ。また思考が行動に直結しているため凄く分かりやすい。大学以上のカテゴリーだと目を凝らして粗を探す様な側面があるが、こと投球動作においては粗しかない。複数ポジションが当たり前で、まだ専門化されていないカテゴリーにおいては投手より他の選手の方が投げられてる様に見える。また、野手ではしっかり投げれていたのに、投手になると、えっ?みたいなフォームで投げる選手も多かった。基本的には投手はタイムプレッシャーが無く自由な投球動作が行えるのに対し、野手はタイムプレッシャーがあるため投手と比較すると不自由な動作だという認識だった。がしかし、運動リズムにおいて投球動作のうち並進運動をいかに獲得するかという点においては、野手の様にステップをした方が側方への推進力は容易に、またリズミカルに生じるのに対して自らの身体表現によって側方への重心移動を行う必要がある(右脚の反力という話ではなく、あくまでも投球方向への重心移動)、投手の投球動作は自らリズムを生まなくてはいけないという点において難易度が高いと感じた(野手は打球、送球とタイムプレッシャーがリズムを作ってくれる)。
やはり全員に共通している動作が見え見えのチームは声が荒い。

注釈

※選手のプロフィールは不明なため、名前/投球側の順で記載しています。

※あくまでも肉眼で確認した投手のみを、完全な主観によって判断しています。

※主観であり雑感です

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