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仕事について定義してみる。あるいは本質的に考える。

noteを始めるにあたって、いくつかメモ(整理)を残しておきたいと思います。このnoteは「自分のビジネス(仕事)をソーシャルメディアの世界で整理をしておく事」を目的としたものです。前回はソーシャルメディアについてメモしてみました。

今回は「仕事」についてメモしておこうと思います。
(あくまでも思考のメモなので論理的ではないかもしれません。)

仕事とは(1)

仕事とは・・・就活の面接で聞かれたら困るような設問だと思います。正解を探しに行くと混迷に入りそうです。そもそもそれは職業や労働のことを聞かれているのか、もしくはワット(w)やジュール(J)の事を聞かれているのかでも答えは違います。

とりあえずここではジュールは省くことにしますしょう。

仕事とは・・・「仕事に就く」「仕事を辞める」「仕事を変える」などは「仕事」=職業と捉えた意味になります。会社に就職する、独立して起業する、手に職をつけて職人になる、フリーランスで働くなどです。職業の選択も人生の岐路であり、重要なことですが、ここでは一旦省いておきましょう。仕事の定義をもう少し大きな意味でとらえたいと思います。

×××という目的(仕事)のために○○○という職業(仕事)を選んだという文脈の中で○○○の意味ではなく、×××のほうを定義したいと思います。つまり仕事を(何をやるのか)「目的及びその結果」と捉えた場合の定義を考えます。

とはいえ、職業の選択という行為は、仕事の定義を考えるうえでヒントにはなりそうです。みなさん職業はどのように選びますか?

・安定している大企業を選ぶ→×××
・自分の好きな仕事を選ぶ→×××
・人のためになる仕事を選ぶ→×××
・親の会社、家業を継ぐ→×××
・etc.

他にも職業を選ぶ理由は様々でしょう。この時選ぶ理由には目的×××があるはずです。ちなみに私は最初の職業が会計の仕事でした。大学時代に会計学を専攻していました。会計学は数字を言語として扱い、多くのことを数字で比較可能な状態で言語化してくれます。これが楽しくて「職業会計人」の道を選びました。私にとっては、この会計の知識が多くの人に役に立つことを信じていたので、これを(会計の知識を)生かせる職業を選択しました。私にとっての×××は「知識を役に立たせる」です。

私にとっての×××は「知識を役に立たせる」ですが、その結果何が生まれるでしょう。「顧客との信頼」、「顧客の幸せ」などでしょうか。私は職業についてからこれらのことを実感し、自分の仕事の本質を考えるに至りました。

仕事とは(2)

話を元に戻し、仕事とは・・・「目的とその結果」として定義づけることを目指します。ですが出来るだけ汎用的に使える定義としたいので、もう少し「本質的」に考えたいと思います。

仕事とは・・・私の事例で言えば仕事とは「自らの知識を活用し、顧客との信頼を生み、顧客を幸せにすること」です。これは私個人の仕事とは・・・です。ではこれを紐解いてみたいと思います。

私は幸いにして大学で仕事に直結する勉強をしていました。これは本当にラッキーでした。私に向いていたし、そのことで誰かの役に立つことが出来ました。「誰かの」は「社会の」に置き換えても良いのだと思います。

「社会」はお互いを支えあって構成されるものだと考えています。直接的か間接的かにかかわらず。そして「社会」には誰かがやらなくてはならない「仕事」や誰かがやると便利になる「仕事」が既知、未知に関わらずあらゆるところにあると思います。「社会」が機能するよう適切に「仕事」が配分されると、社会の効率は良くなると思います。


社会システムにより「仕事」の配分方法は異なると思いますが、資本主義は今のところ優れた配分方法だと言えます。価値を生み出す力の最大化を目指すのが資本主義だとすると、効率化はその原理に当てはまっています。

ちょっとだけ資本主義について

話がややこしくなってきました。資本主義における「資本」の定義は少し厄介かもしれません。「資本」はあらゆる形に変化して「価値を生み出す力の最大化」を目指します。「土地」になってお米を作ったり、「お金」になって利息を生んだり、また「土地」になってさらに「建物」が立つと家賃収益を生むことが出来ます。もしくは「建物」を拠点に自分で商売をすることでさらに価値を生み出すかもしれません。このように「資本」は自由に形を変えて「価値を生み出す力の最大化」を目指します。

資本としての自分

資本主義で生活する「人」も同様に資本として形を変えていきます。会社員や自営業、プロスポーツ選手など職業を変えることで「資本」の形を変えたり、「目的とその結果」としての仕事を変化させることで「価値を生み出す力の最大化」を目指す事も出来ます。

そうなると、そろそろまとめられそうな気がしてきました。
仕事とは・・・資本としての自分が「価値を生み出す力の最大化」を目指すために変化をする事と定義しても良さそうな気がします。

私にとっての仕事は「自らの知識を活用し、顧客との信頼を生み、顧客を幸せにすること」と前述しましたが、上記の定義を加味してみると、「自らの知識を活用しさらに知識を高め、顧客との信頼をより強固に構築し、顧客の幸せを追求する事」になります。つまり、仕事の定義は静的なものではなく「変化」を取り込んだ動的な定義のほうがしっくりきます。

変化する自分

資本としての自分にとって仕事とは、「価値を産み出す力の最大化」に適した自分に変化させる事だとわかってきました。しかし価値創出の方法は人それぞれです。得意なことを活用し、人と異なる事を目指し、誰も試していないことを試す。変化の本質は試行錯誤だと思います。人の仕事にはそれぞれ役割があり、その役割を見つけ、遂行することで価値が生み出されます。そしてそれは繰り返されます。

変化の本質である試行錯誤とは、失敗の繰り返しの中から正解を見つけだすことです。資本としての自分が変化をしていく様はまさに「失敗や成功の中から自分の役割を見つけ出す事」になると考えます。

仕事とは(まとめ)

「仕事」を「目的とその結果」として定義することをめざしてきました。社会がより良くなるためには「仕事」が効率よく配分されることが重要になります。「仕事」は資本主義の枠組みの中で効率よく配分される事を前提にすることで、「仕事」の本質が「人という資本の変化」として捉えることが出来ます。「変化」の本質が試行錯誤であるならば、「人という資本の変化」は試行錯誤をして、自分の役割を見つけ出す事とも言えます。ここまでかなり強引ですが、仕事とは・・・

「役割を発見し、行動を起こすことで、価値を生み続けること」
「役割を発見し、行動を起こすことで、価値を問い続けること」

本質にたどり着くことは難しいですが、小さな仕事も大きな仕事も、今を生きる仕事も一生をかけた仕事も、仕事の定義としてはあまり変わらず、価値を追い求めて常に変化しつづける事なのだと思います。いろいろ思考をたどってみましたが、結論はシンプルなのです。

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