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『好き』のその先に

『いつまでもあると思うな、推しと現場』
『見に行きたいときに見に行かないと一生後悔する。』
我慢する必要なんてない。』

これを聞いてからこの言葉をすごく大事にしてきた。
 
歌手でもアイドルでもタレントでも役者でも、ほとんどの人がいつかは引退をする。
スポーツ選手も同じ。
特にプロアイスホッケー選手は若くして現役引退をし、会社員として社会に復帰する人も少なくはない。
 
 
現在アメリカで学生アスリートとして挑戦されている三浦優希くんのnoteに「始め方」は考えても「終わらせ方」を考える人は少ないという目次で書かれている文章があった。
ファンである私は逆で「始まり」は偶然で、奇跡で、その後は「終わり」を考えていた。

そう考えたのはまず経験をしたからだった。
 
学生の頃、K-POPが大好きだった。働いて稼いだお金は韓国旅行に使ったり、欲しいグッズを買ったり、コンサートチケットのために使ったり、人生の一部と言っても過言ではなかった。
でもいつしかプツンと糸が切れたように全く興味がなくなってしまった時期があって、どうにかなることはなくそのままK-POPという趣味から離れてしまった。
家には大量に買ったCDが残っていて、この量を買うほど好きだったのに急に興味がなくなったのはなぜだろうと思うのは自分でも怖いので考えないようにしている。
 
K-POPみたいにいつか急に糸が切れてしまうのではないか…と最初は常に思いながらアイスホッケーに熱を注いでいた。
 
が、今は『好きな選手の引退』が境目だろうと考える。
これは選手の引退を勝手にいつかいつかと考えているというわけではなくて、来たるXデーのために今出来ることを全力でやろうという思いがあるからだ。
それは、友達の好きな選手が現役引退をしたのを間近で見て感じたことだった。
私がK-POPに興味がなくなった理由として好きなアーティストが引退したとか、今まで何かのスポーツを応援していて好きな選手が引退したとか、そういうことはないけど、そのときは「こんなに寂しいものなのか」と衝撃を受けた。
 
日本のアイスホッケーはまだまだマイナースポーツと言われていて、サッカー選手や野球選手と比べると年収なんかもだいぶ差があると思う。
そうなると家族を持つ若い選手は特に先のことを考え、『現役引退』という選択肢を選ぶこともある。
最近では、大学でエース並みに活躍した選手がプロの道を選ばず、働きながらホッケーが出来る環境”社会人ホッケーチーム“に入団したり、大学でホッケーを辞めて会社に就職する人もいて、人それぞれ、様々な可能性がある。
 
三浦くんのように今すでに『終わらせ方』を考える人もいれば、『終わりのことより目の前のこと』と考える人もいるかもしれない。
 
 
『好きな選手の引退』を境目にしているとは言ったものの、私にだって何があるか分からない。
 
今期は絶望的だけど、いつかその日が来たとしても、時間やお金を割いてまで応援したことに何も後悔はなかった、何一つ無駄なことはなかったと胸を張って言えるくらい毎回毎回満足したい。

三浦くんのnoteお借りしました。note公式からもおすすめされている記事、ぜひご一読を。


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