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渚(インディゴ地平線)

スピッツには、基本的に名曲しかないけれど、そんな中でも「渚」はより名曲度の高い曲な気がする。

渚(アルバム「インディゴ地平線」に収録)

「渚」は、もはや「スピッツにハズレなし!」とわたしに確信させてくれた曲。音楽やバンドの小難しいことは何一つわからなかった子どもの頃、ただただ純粋に「めっちゃいい曲やん!」と思った。
ロビンソンを聞いて感銘を受けた1995年。そして涙がキラリ☆→チェリーに続いて発売されたシングル「渚」。1996年(中1の頃)に聞いた曲。
多感な青春時代にスピッツの楽曲に触れたこと、よく年上の人から「きみはスピッツの時代じゃないでしょ」と言われたりするけど、いやいや、わたしはバリバリのど真ん中だと思っている。(1983年生まれのスピッツファンの方いらっしゃいましたら、ぜひ仲良くしてください笑)

さて、そんな「渚」について。
なんとなく夏〜秋にかけて聴きたくなる曲。「渚」はライブで聞くとまた、なんともいえない贅沢な響きとなって音が届いてきたりして、ますます好きになる。
「渚」という曲は、うまく表現できないけど不思議なサウンドで、基本的に同じリズムがバックに流れてて、でもその上に乗っかるメロディがとても豊かで、歌詞も楽曲の世界観に引き込んでくれる良い役割を果たしている。

そして、わたしはフェイドアウトの曲があんまり好きではないけど、アルバム(インディゴ〜)の中でフェイドアウトで終わっていくあの感じ→そこからハヤテに続く流れもたまらない。フェイドアウト部分の音作りもすごく聴いてて飽きないというか面白いメロディが流れている。「渚」は聴こえ方は爽やかな印象なのに、演奏は結構骨太でドラムの音もすごくカッコイイなと思う。

それにしても、1996年の曲なのになんでなんで???全然古くない。
今、この2020年に聴いても鮮度がずっと保たれている、スピッツというバンドの凄みを25年越しで改めて感じ入るきょうこの頃。
特に作詞作曲を担当するマサムネさんについては、(ご本人は謙虚な人だけど)正直わたしからすると日本ロック界における人間国宝とすら思ってしまう。特に、「渚」のような曲を聴くと改めてそう思う。そこに、唯一無二のメンバーたちの演奏で曲が完成される、ただただバンドの力を感じる、すごい。

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ちなみに、わたくしは年季の入ったスピッツの大ファンなので、基本的にスピッツについてはダラダラと全肯定的に執筆いたします。
noteのアイキャッチ画像は、フォトギャラリーから選ばせていただいているけど、まさに「渚」って感じのイラストが見つかりました、とても気に入っています。

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