キャットウォーク🐈
以前に書いたが、高校1年で親が離婚した。
今まで誰もいない家に帰るなんて事がなかった私は、母が仕事で遅くなった時に真っ暗な家に帰宅する事がとても耐えられなかった。
1人の家に帰るの、寂しくて仕方ないから猫飼いたい!と子供に言われてしまったらきっと自分のせいで悲しい思いをしている娘のためなら…と普通は思うでしょうね。
母はすぐ飼ってくれました。
もちろんお金でなんて買わずに。
地域情報誌の1番後ろにある"里親募集"というページに掲載されてる中で、なるべくまだ小さいネコを選んだ。4ヵ月の女の子。
野良猫育ちなのかあまり人に懐かない子だったけどあいつが家にやってきてから、私は1人じゃないんやってなんか少し晴れたのを覚えてる。
さび猫のちひろは写真映えしない子だったけど、私のアイドルであり私の癒しであり無償の愛を注げる猫だ。
この先こいつを超える猫はいない。
道で野良猫を見かけても、うちのが1番♡
と思っていた。
いや!今もそう思っている。
家を開けがちな親子2人の変わりに一生懸命留守番をしてくれたし、何より14年も私達の側にいてくれた事に感謝している。
悲しい事があって私が泣いてたらそろっと横に座ってしっぽパタパタさせてくれた事、絶対に忘れられないなぁ。
2015年に亡くなったあの子の事を思うと今でもグズグズに泣いてしまう弱い私です。
こんな家族のせいでもしかしたらあの子…三途の川渡れずにまだウロウロしてるんやろか。
なんて思うけど、きっと私に似てワガママなので知らんぷりして天国であぐらかいてると思う。
もしもう1度会えたら愛情が溢れすぎて追いかけ回してごめんねって言おうとおもってるんやけど、許してくれるかな。
5年経っても会いたくて泣いてしまうけど、そっちは私の事どう思ってたかな。
愛しすぎて耳もぐもぐした事怒ってるかな。
どうあがいても答えてはくれないけど。
私、あなたのおかげで今んとこ前向けてます。
また会える日まで、シャキッと生きます。
彼女は私の道を開いてくれた唯一無二の愛猫。
愛してるよ。
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