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『ぼくにはこれしかなかった。』 早坂大輔
盛岡の書店、BOOK NERDの店主、早坂大輔さんのエッセイ
先日、読んだ夏葉社の島田さんと同じく、『ぼくにはこれしかなった。』じゃない!と思いながら読んだ一冊。
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まず、40歳を手前にしたときに本当に自分のしたいことを優先できるのかと言うこと。もちろん人生としてはまだまだ時間はあるのだけれども、自分だったら、40歳で長年働き、お金にも困らない仕事をやめて全く0から新しい仕事をすることはできるのだろうか・・・
それだけで、もう『ぼくにはこれしかなった。』じゃないのよ・・・!!
私はといえば、やってもいないのにもう想像だけで「無理だ。」と心が折れている。もし、1円もお金稼げなかったら?知識もないのに無理だ。とか。
心が折れすぎて、最近本も読むことができなかった。
でも、本当に私みたいなのにできるんだろうか、本の知識はほとんどないし。
その道の研究者レベルに本を知っておかないといけないんじゃないか?
最後に、「ぼくの50冊」というコーナーがあるのだけれど、1冊も知らない。
この本を読んだあと、焦って焦って、本をいろいろ調べてでもこの本の良さってなんなのかわからない。センスがないからなのだろうか。
今の会社に勤めていれば、少なくとも衣食住に困ることはない。
ただ、本当にこのままでいいのだろうか。
私は、イバラの道を歩むことができるのだろうか。
自分で生きていくことができるのだろうか。
と言いながら、今日も一日携帯を片手にテレビを見て一日がぼんやりとすぎていく。
これからの人生本当にこのままでいいのか?
どう生きていくのかを考え直すきっかけになる本だった。
盛岡に行く機会があれば、ぜひ行きたい本屋さん。
駅からもそう遠くなさそうだったので早く行きたいな。
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