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全てが心地良いマレーシア🇲🇾

今年のゴールデンウィークは3泊4日でマレーシアへ🇲🇾

コロナ禍に出会った私と彼は、ふたりで初の海外旅行になった。

が、私より1週間早く出発した彼は別の国も回っており、そこで体調を崩し私と合流した時にはげっそり痩せてほぼ何も食べれない&動けない男になっていた。

絶対行くべき観光スポットには着いてきてくれるけれど、長く歩くのはしんどいようでご飯もほぼ食べれないし…

なんと今回の旅、4割くらいの時間を1人で過ごした。

英語もほとんど喋れない上に東南アジアは初の私。

1人か〜…と一瞬不安だったものの、私にとってマレーシアは9ヶ国目。

日本語もかなり飛び交っているし、「行ってみるか!一緒にホテルで待っててもつまらんし!!」と割り切って海外での1人時間を過ごしてみたら、案外めちゃくちゃ楽しい旅行になった。

初のほぼ1人旅&初東南アジアで感じたことを記録する。


本物の多民族国家ってこれか!

私が今まで行ったことのある国で多国籍の国はあまり無かった。

強いて言うならフランスやアラブは多国籍ではあったけれど、それでも日本人はすこし浮く。

「あ、日本人だ」程度にチラッと見られるのは当たり前で、フランスなんかでは明らかに狙われていた。(めちゃくちゃ気をつけてたのにスリにあったし)

それは日本国内も同じで、外国人がいるとみんなチラリと見てしまったりするだろう。

「観光客だ」と思うだけではあるのだけど、視線というのはあまりにも正直で、良いとか悪いとかではなく本能的に見てしまうものだ。

けれどマレーシアでは、そういう視線を一切感じなかった。

ヒジャブをかぶっている女の人たちと、仕事の休憩中か?って感じの男性グループばかりのファーストフード店で、私が1人でチキンを食べていてもだーーーれもこっちを見ていないのだ。

現地の中国人ぽい方達には中国語で話しかけられ、カタコトの英語を喋りだすと「あ、そっちね」って当たり前のように切り替えて対応してくれる。

マレー系だけでなく、中国系、インド系、アラブ系など様々な人が当たり前のように生活していて、色んな文化がぐちゃぐちゃに混ざっていて、まさにカオス。

様々な言語での案内板があり、英語であろうとも全然ネイティブ感がない。てか聞き取れないし、私も喋れてない。でもちゃんと心で会話してくれる。

この国で育ったら、「価値観」っていう概念は無いのかもしれない。

だって、周りの人と違うことの方が当たり前。
宗教も食べるものも肌の色も顔つきも言語も、何もかも。

それをあまりにもダイレクトに感じすぎて、なんだかすごく羨ましく感じた。

右向け右の日本で育った私が、生きづらいと思ったことはあったのかは分からない。

けれど、マレーシアでのあまりの多様性に羨ましさを感じるくらいには視野が狭かったのかも。

多くの国に行ったけれど、本当の多民族国家に行ったらそう感じずにはいられない。

多様性を認めるって、自分と違う人種を見てもなーーんにも思わないことなのかも。

それって身に染み付かないと難しいよね。


マレーシアで1番大きいパビリオン(モール)のフードコートの内装デザインが分かりやすすぎて感動!
色んな国のご飯がある上に店の名前じゃ何のお店かわからない(ロゴが感じだったりアラビア文字だったりする)から、シンプルに料理名だけバーーーンと書かれてる。わかりやすーーい!


みんなゆるくて余裕がある

国民性なのかなんなのか、「怒ってる!?」みたいな人や喧嘩とか怒号とかを一度も聞かなかった今回の旅行。

(いつもは一回くらいは見る。道端で喧嘩してるとか、舌打ちしてる人とか、めっちゃ主張強い人とか)

マレーシアの人たちはみーーーんな、目が合うとにっこりしてくれて、程よい距離感で、困ってそうな時だけ話しかけてくれる。

カタコトの英語で話しかけてもちゃんと助けてくれて、言葉が分からなくても何度も同じことを言ってくれる。

押し売りもしてこないし、話しかけてくるタイプの物乞いもいないし、とにかく穏やか。

働く姿勢もめっちゃ緩い。

これは海外あるあるだけど、レジでめっちゃご飯食べてるし、電話してるし、従業員同士で超楽しそうに話してる。

すんごいレジに行列できてるのに、今それやる??みたいな業務(普通に綺麗な床を掃除するとか)をするし、誰も焦ってない。(焦るという概念が無い?)

みんながみんな心に余裕があってとても良い。

経済的な格差などはあれど、

ここで生きていくのは心の負担が少なくて生きやすそうだなと思った。


ジジババ全然いない説

めちゃくちゃ若者が多いクアラルンプール。

思い返せば年寄りをほとんど見かけなくて、昼は子供もすごく多い。

夜になると若者や観光客が夜の街に繰り出していて、車も渋滞、クラブ街はすごくうるさい。

活気があるってこれか!ってダイレクトに感じるし、

近年よく言われる「日本の元気の無さ」もすごく理解できちゃう。

東南アジアは勢いがあるなんて言うけど、まさにそう思う。

テクノロジーもすごーく進んでたし、マックとかフードコートは完全にモバイルオーダー。(多国籍国家で言語が様々だからそっちのが楽ってのもあるだろうけど)

キャッシュレスもかなり進んでて、もはや現金NGとかも多くて。

若者が元気な国って、やっぱ進んでる。羨ましい〜!!


初めて「ここなら住める」と思った国

今まで「住みたい💕」って思った国はたくさんあったけど、ここまで現実的に「住みたいし、住める」と思った国はマレーシアくらいかも。

そりゃ実際に住んだら想像通りにいかないことだってあるだろうけど、それでも他の国より圧倒的に異国民に寄り添ってくれた。

見た目や言語やルーツを気にせずに、みんな家族だよ〜って言ってくれるみたいな、そんな心地良さ。

多民族国家の良さって、こういう暖かさというか、気にしなさなのかもしれない。

過去に行ったオーストラリアも近い雰囲気を感じたけれど、マレーシアのゆる〜い感じが私にとってはかなりしっくりきた。

マレーシアの「心地良さ」はどこから来るものなのか分からないけれど、海外での緊張感を解いて包み込んでくれるような感覚。

ご飯も美味しい、人も優しい。ゆるくて暖かくて、全てが心地良い。

想定外の「ほとんど1人旅」になってしまったけれど、それがマレーシアで良かったなぁ。

大好きな国がまた一つ増えた◎

マレーシアは、一人旅にも女子旅にもカップル旅にもオススメな、優しく包み込んでくれる国です🇲🇾




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