リモートマッチ~無観客試合の醍醐味~

おはようございます、こんにちは、こんばんは。

プロ野球では7月10日から、J1リーグでは7月11日より段階的な有観客試合として5000人以下を上限とした試合が再開し、再開する     7月10日のプロ野球では観客同士のソーシャルディスタンスを保ち、声援や立っての応援は禁止としストライク、ボール、アウトの判定には拍手で選手を鼓舞する姿がみられた。7月11日にはJ1リーグでも同じように有観客で行われる。連日のニュースでは新型コロナの感染者数が増加傾向にある中、観客を入れることに対して疑問の声が上がっているのも事実ではあり、是非とも球場やスタジアムを訪れる方には感染防止策の徹底をお願いしたいところだ。

リモートマッチとして観客がいない球場、スタジアムには各球団、各チームがそれぞれの思考を打ち出し企画を催した。本来であれば観客が座るはずだった席に選手の名前が入ったタオルを提げたり、壮大なコレオグラフィーやビッグフラッグで選手の心を動かしたりと無観客だからこそできることを実践し暗いニュースばかりが流れるこのご時世をプロスポーツで動かそうとする運営チームには頭が下がる。

ここで本題に入るが、リモートマッチ(無観客試合)を観戦してみて感じたことがある。自分自身、ネガティブなイメージで再開したはずのリモートマッチにポジティブに捉えられる要素もあった。スポーツ観戦の基本的なスタンスとして有観客であることに越したことはない。球場やスタジアムに大勢の人が集まって目の前でプレーをする選手をみるのはスポーツ観戦の醍醐味だと思う。おもしろいなと思ったのは「音」だ。

スポーツ観戦の「音」はいくつもある。例えば競技場内の音楽であったり、ビールの売り子の声だったり、ボールの音だったり、選手の声だったり。挙げればもっとたくさんあるだろう。

有観客と無観客ではボールを打つ音、蹴る音で大きな差がある。同じように競技場内に響き渡る選手の声も監督コーチの声も審判の声も伝わってくる情報が大きく違う。無観客での試合によって試合中に選手が普段どのような声掛け、会話をしているのかを鮮明に聞き取ることができる。有観客では体感できない体験だ。その会話にこそおもしろいポジティブな要素が詰まっている。もう少し聞いていたいとも思っていたりいなかったり。。。

観客の声援があってのプロスポーツだと思うし、それが当たり前だったから今まで気づかないことを知れた良い機会だった。第一印象が最悪だった女の子があるきっかけで段々気になってきた矢先に転校してどこかへ行ってしまうような感覚に近いような気もする。

その女の子にはもう戻ってきてほしくはないけれど青春時代の記憶に記された。(新型コロナ第2波によってリモートマッチは戻って来てはほしくないけど新型コロナ経験世代の記憶には残った)

それでは。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?