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【FF14】「なにわろてんねん」ギスギスは絶対になくならない(トラジロウさん動画引用記事)

私がYouTubeでよく視聴させてもらっているチャンネルにキャプテン・トラジロウさんという方のチャンネルがあります。もしかしたらFF14初心者さんを中心にYouTubeに親しんでいるヒカセンたちの間では有名人かもしれませんね。

私はさすがに初心者だと言うのは憚られる年期を持っていますが、このFF14というゲームは年期はあまり、というかまったく関係ないというのが自論でもあります。

トラジロウさんはオープンβからやっている私から見れば後輩に当たる方ではありますが、その知識量だけでなく動画上のトークで相手に伝えるやり方はとても分かりやすく参考にしかなりません。
今回はそんなトラジロウさん動画のなかからひとつを取り上げさせていただいて、個人的な感想を述べてみようと思います。

動画のテーマとしては「零式などの戦闘コンテンツでギスる要素5選」としてさまざまなケースをトラジロウさんが説明しながら、実際に起きてしまった時のトラジロウさんなりの方法としてギスらないような言い方、アプローチなどを紹介するという流れになっています。

実践例としては『ミスがあっても「どんまい」など励ましの言葉で積極的に声掛けをする』や『自分がミスったら理由を添えて迅速に説明と謝罪』するといったようなトラジロウさんならではの方法が紹介されています。

初心者さん向けの動画でもあるために必要以上におびえさせないようにするというのが動画テーマでもあるとは思いますが、しかしこれではやはり本質までは伝えられていないのではないかな……という思いがありましてnoteにて呟いてみようと思いました。

(キャプテン・トラジロウさんを批判する記事ではなく、あくまでも動画およびチャンネルのファンとしてリスペクトをした上での意見となります)


『ミスった時に「どんまい」などの声掛けをする』というのはほとんどの人が励行していることでもあるかもしれません。
あるいはマクロにしておいてポチポチと押しているだけだとしても、チャットログに励ましの言葉が表示されるだけでも場の空気は和むと言えますね。

野良という場ではギスギスというものはちょっとしたキッカケで発生してしまうため、自分のためにもできるだけ「どんまい」系列の言葉は使っていきたいと言うのはトラジロウさんのおっしゃる通りであると言えるでしょう。

しかし、どんなメンタルの時でもこのようなポジティブな発言は可能でしょうか。

リアルの仕事や学校でイライラすることがあった…。FCやLSなどのコミュニティで問題が起きていてそっちのことを考えなければならない…。
あるいは、単純にそのPTで流れている空気や雰囲気、一部の人の挙動などが気に食わなくなってイライラしてしまうというパターンもあります。

根底としてイライラしていることが別件にあるのであれば、いかにPTで和やかな空気を作ろうがなにをしようがイライラは止められるものではありません。
このあたりのメンタルを調整してから野良零式に挑むのが本来であれば望ましいのですが、消化がしたい、報酬が欲しい、練習・踏破したいという欲求があればメンタルが不安定なままでも突撃してしまうのが人のサガです。

そうして、不意に「どんまい」の応酬が始まると「は?なにがどんまいなんだよ、こっちはクリアしたいだけなのに!あーイライラする!」と、本来であれば励ましの言葉であるはずの言葉すらも地雷となるわけです。

これではトラジロウさんアドバイスのようにいくら上手に振る舞っていても火に油を注ぐ結果にしかなりませんね。


野良という場所は、すべての人ではないでしょうが「人間関係が苦手な人」が集まる傾向があります。
これはもっともな話で、人間関係がうまい人、つまりはコミュ強であるならば野良など行かず固定を組んでフレンドたちと一緒に楽しく攻略できているからです。

話を戻すと、コミュニケーションが不得手であるということは相手との対話も苦手、もしくは誤解されやすいということになります。

MMOでのテキストコミュニケーションというものはコミュ強の人でもかなり気を遣うほどむずかしいもので、ちょっとでも語尾を尻切れトンボにさせてしまったり「w」や顔文字を冷たい言葉に見えてしまいがちです。

「AoE踏みましたごめんなさい」

一本調子でマクロにでも登録しているのか?と疑われかねない言い回しで、謝罪している雰囲気は微塵も感じられません。
実際に野良ではこのようなミス申告はよくあることと言えます(むしろ無言化して何も言わないというケースも多いですが…)。

一部の人はこのような冷淡さを気にしてできるだけ「w」や顔文字を使う人もいますが、このあたりがコミュニケーションの苦手な人の間違いやすいポイントと言えます。

「AoE踏みました、ごめんなさいw」

このようにミス申告をされた時にイラッとしない人はほとんどいないでしょう。もしかしたら「軽い言い回しをしてギスギスを防止してくれてる」と思って感謝する人もいるかもしれませんが、大半の人は「ミスってんのになにわろてんねん」というのが心境になります。

仕事も学業も生活も人間関係もなにもかもうまくいっている人であれば決して起こり得ないようなイライラ感情ですので、これは周囲の人間がどうするというよりも本人がどうにかするしかない事項です。


零式にいるすべての人をイライラさせない言い回しというものは存在しません。
「どんまい」という言葉すらも「とりあえず言っておけばいいような言葉で、からかわれているみたいだ」と感じる人も私の周囲に実際にいましたし、シンプルに「すいません」「どんまい」というやり取り自体が時間の無駄だとする人もいます。

FF14は大勢のプレイヤーがおり、昨今は零式挑戦者も昔と比べてかなり多くなったと言えます。
どんな状況でも解決できる万能の魔法の言葉などは存在しないと考えて、無難かつ杭として打たれないような言動をすることが身を守る最適な方法と言えます。

場の全員が総出で「どんまい」を言っているようであれば自分は控える、他人のミス申告は言い方は無視して理由だけを注目するなど、受け手のメンタルも重要になってくると言えるかもしれませんね。

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