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【バドミントンパリ五輪】男子シングルス金メダリスト ビクター・アクセルセン(デンマーク)が東京2020に続き2連覇!190センチ超の大型プレーヤーは『伝説の巨人』になった!

2024パリ五輪 バドミントン男子シングルス ビクター・アクセルセン(デンマーク)選手が金メダルを獲得した。2020東京に続き、2大会連続の金メダル。

※2024年8月16日 動画追記

男子シングルスでの快挙

2大会連続金メダリストは2人目。
・2008北京、2012ロンドンの林丹(リンタン/中国)

アクセルセン選手は2016リオで銅メダルを獲得しているので、3大会連続メダリストとなった。

3大会連続メダリストは3人目。
・諶龍(チェン・ロン/中国)2012ロンドン銅、2016リオ金、2020東京銀。
・リー・チョンウェイ(マレーシア)
2008北京、2012ロンドン、2016リオ全て銀。

ビクター・アクセルセンという選手について

ビクター・アクセルセン(Viktor Axelsen)

1994年1月4日(30歳・男性)
デンマークオーデンセ生まれ
身長194㎝、右利き

父親の勧めで6歳の時にバドミントンを始める。デンマークはバドミントンが盛んな国でもあり、1996アトランタでは、男子シングルスでポール=エリク・ホイヤー・ラーセン選手が金メダルリストになっている。

プレースタイル

長身から繰り出す強打が最大の武器。
ここ数年はディフェンス力のレベルアップが大きく、対戦相手のエースショットを拾い、持ち前の強打で決める傾向がある。世界No. 1オールラウンドプレーヤーである。

ライバルは同じ年齢の桃田賢斗選手。桃田選手には10連敗以上の過去も。


東京オリンピック開催年だった2020年。
同年1月に開催されたマレーシアマスターズで決勝で桃田選手に敗北。準優勝。

翌日、優勝した桃田選手は不運な交通事故に巻き込まれることに・・・。

東京オリンピックで初の金メダル

2020年、新型コロナウィルスの感染拡大で東京オリンピックが翌年に延期。コロナ禍で無観客試合の開催となった1年遅れの2020東京。その中でも重圧に順調に決勝まで上がり、リオ五輪で敗北した諶龍(チェン・ロン/中国)にリベンジし、金メダリストとなる。

ジュニア時代からのライバル桃田選手との連敗に終止符を打つ

2021年10月のデンマークオープン決勝で激闘の末、桃田選手に勝利。喜び方を見てもやっぱりアクセルセン選手にとって桃田選手は越えなければいけない壁であり、選手生活においてもターニングポイントになった試合だったように感じた。

翌2022年7月のマレーシアオープンで再び両者は対決。圧倒的な点差でアクセルセン選手が桃田選手に勝利する。
この勝利が自信から確信へと変わる。

この時、見て思ったこと。
ディフェンスが2019年の桃田選手そっくり。
そして、スタミナもある。持ち前の強打はさらに磨きがかかっていた。

パリ五輪での2大会連続の金メダリストに

2024年のアクセルセン選手は万全というわけではなかった。
6月、長年キープしてきた世界ランキング1位を中国の石宇奇(シー・ユーチー)選手に奪われ、2位に。第2シードでパリ五輪大会に臨んだ。有力メダル候補が敗退する中、見事金メダルを獲得。快挙を成し遂げた。

2026ロサンゼルスでは34歳となる。
オリンピック3連覇に挑んで欲しい。

アクセルセン選手はナイスガイな選手

ヨネックス社と契約し、同会社の用品を使用している。日本にも好印象。

ヨネックス社の製品カタログから抜粋

お茶目なところも。

試合中の1コマ。線審のお仕事をお手伝い笑。

対戦選手のナイスプレーには拍手することもあるし、選手をリスペクトする。

ナイスガイな選手でもある。

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