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今週のひらがな「す」


今週のひらがな「す」

空気が抜ける音。
すぅ〜、と空気が抜ける感じの。

でもその割に、意外と2画。
「し」とか「つ」みたいに完全脱力していても書ける字と違って、ちゃんと書く意思を持っていないと書けない字。
今週の私には綺麗な「す」は書けなかっただろうなと思っている。


すぅ……

張り詰めていた就活の糸がたるんだ週だった。4月の最終週にもなるとエントリーシートの締切ラッシュも落ち着く。就活の予定といえば面接くらいなものになっていた。

4月最後の面接が水曜日にあった。webだった。
この企業はかなり第一志望に近いところなのだが一つ問題があった。ここの面接にめちゃくちゃ苦手意識があったのだ。
昨年度のこと。夏期と冬期どちらもインターンに応募したのだが、ESは通ったのにweb面接でどちらも落ちてしまった。もちろんその頃は今より踏んでいる場数は少なかったし、今や当時より就活のいろはを覚えてはいる。だけどやっぱり「落ちた」という実績は怖いものだった。

詳しい内容を書くと企業バレが怖いので伏せるが、案の定やらかしをさせていただいた。面接官2人が私1人に色々聞いてくるのだが、今思い出しても「ああ言えばよかった」「あれは言わなきゃよかった」のオンパレードだった。多分落ちてる。
面接が終わってzoomから退室し、出たのは「すぅ……」という溜息だった。


綺麗に書けるときもある

「す」は字が綺麗かどうかのバロメーターなイメージがある。可愛い子の書く「す」は美しいといいナ!という感情もあるし、自分としても「す」を綺麗に書けるとなんだか嬉しい。
そんな、なんだか嬉しいこともある週だった。

講師をしている塾で、生徒がメロンパンをくれた。

彼女は高校受験期から塾に来ており、たまたま私と同じ高校に進学した高3生だ。代は被っていないものの、よく我が母校のあるあるや愚痴を言い合う仲で、いい意味で生徒と先生らしくない関係だった。

その彼女がある日「遠足で浅草に行く」と言った。
彼女の代はコロナ禍のあおりを食いまくった世代で、1年でも2年でも遠足に行けなかったどころか修学旅行すら中止だった(我が母校は修学旅行に予算を割く代わりに校舎がボロいので、修学旅行が無くなるとボロ校舎しか残らない)。
だから3年生になって浅草に行けるというだけでも楽しみにしていた。

水曜日、塾に行くと彼女がいたので「浅草はもう行ったの?」と聞いてみた。すると「明日なんです」と言う。
人力車や花やしきという案もあったが結局は食べ歩きに落ち着いたらしく、インスタの画面を見せながら「このメロンパン、行列もできるお店なんですって!美味しそうですよね」とワクワクしていた。
コロナ禍でろくな高校生活を過ごせなかった彼女を見てきたので、その笑顔は他人ながらとても嬉しかった。

翌日、別の生徒の授業中。その日は授業がないはずの彼女が塾にきて「こしひかり先生(※)いますか?」と呼んできた(※便宜上)。
わざわざ浅草土産を持ってきてくれたのだ!!しかも昨日話していた行列のできるメロンパン!!やったー!!
校外学習で「塾の皆さんに」とお菓子を買ってきてくれる生徒はちょいちょいいるが、講師個人へのお土産はかなりレアケースだった。さすがに嬉しすぎた。日頃の行いかな。

もちろんすごく美味しかった。
お土産(物理)も最高だったので、GW明けにお土産話を聞くのも楽しみだ。

【今週買ってよかったもの】

・お笑いライブ「バトル」の差し入れ群
→このライブには推しがやたら出る。差し入れに寛容なライブなので、8人分の差し入れを用意した。皆さん喜んでくれてホッとした。

・ツーマンライブ「オギーandコックローチ」のチケット
→青色1号×さすらいラビーのツーマンライブが5/25にあるのでそのチケットを買った。事前支払いだった。2月のが本当に良くて6000字の感想を書いた身なので、第二回が今から待ち遠しい。
(6000字の感想 https://note.com/21st_century_ck/n/n9700b5c1daf8

ちなみに日曜日、さすらいラビー宇野さんのご結婚式があった。おめでとうございます。
Twitterやインスタに芸人仲間の皆さんがレポを載せまくっていたのを見て勝手にお祝い気分になっていた。ナルゲキさながらのメンツだった。zaikoで配信してほしかった。

就活でブライダル業界も見ているので、ただのファン目線というよりは式全体が気になっていた。宇野さんたちがどちらの企業にご依頼されたのか知る機会はないが、ちょっと気になる部分である。
宇野さんの式は装飾からお料理まですごくカラフルな印象で素敵だった。大鶴肥満さんのピンクジャケットが浮かないポップな式だ。
司会(MC)が真空ジェシカガクさんとストレッチーズ高木さんだったり、挨拶に相方の中田さんが登壇したり、プロの芸人さんに溢れた空間だったのも、プランナーさん的に新鮮だったんじゃなかろうか。もしブライダル業界にご縁があったとしてプランナーを務める機会があったら、芸人さんの結婚式にとてもとても憧れてしまうな、と感じた。


改めて、ご結婚おめでとうございます!


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