家電量販店でノートPCを下見する
リハビリ勤務が始まって数日。今日は比較的気持ちが穏やかだが、調子が悪い日もあり、気持ちが大きく崩れないように気をつけながらという感じである。
3ヶ月ほどの休職期間の後半はプログラミングの勉強を少しだがしていた。それで稼ぐのは難しいだろうけど、ちょっとしたことでも自分にできることを増やしたかった。
パソコンを持っていないので、はじめはパソコンを購入することにばかり意識がいっていたがそもそも自分がプログラミングに興味を持てるかわからなかったため、まずはiPadでできる範囲でやってみた。
利用したのはプロゲートのアプリ版。無料の学習を一通り行った。アプリ版は自分でコードを書くのではなく、予め用意された選択肢を正しい順に選んでコードを完成させるという感じなので全くの素人の私でもできた。
ノートパソコンの下見に家電量販店へ
タブレットで少しプログラミングの世界に触れてみて、もう少し勉強するにはやっぱりノートパソコンがあったほうが良いと感じ、家電量販店へ下見に出かけた。
休職中だったので平日に出かけると、パソコンコーナーはガラガラで店員さんが手持ち無沙汰な感じを受けた。
事前にネットでプログラミングに最低限必要なノートパソコンのスペックや良さそうなメーカーは調べていた。また、ネットで家電量販店でパソコンを買うことへの警告記事(店員におすすめ製品を無理に買わされる、店舗よりネットで買ったほうが安いetc.)をよく見ていたので、いつ店員に話しかけられるかどぎまぎしていた。
私はわりと店員の話をバカ真面目に聞いてしまうタイプなので、接客されても「今日は下見に来ただけです」と答えると強く心に決めていた。
店員が誰も話しかけてこない
ところが。いつ店員が話しかけてくるだろうという私の思いをよそに、何人かいた店員は誰も声をかけてくる気配はなかった。
今はそういう接客マニュアルになっているのだろうか?
結局いくつか知りたいことは自分から店員に尋ねる形になった。そのときにプログラミングで何をやりたいかを明確にしてもらえると合ったパソコンを案内できると言われたが、けして無理に商品を薦められるということはなかった。
再び、家電量販店へ
その後、またネットでノートパソコンに関する情報を漁り、ほしいスペックをメモして再度同じ家電量販店へ出向いた。パソコンに詳しくないので、どうにもネット購入の不安が拭いきれず、多少高くなっても店舗で店員にアシストしてもらって買うのが確実かなという気持ちもあった。
2回目は週末で前回と違い、お客がたくさんいた。対応中の店員が多く、私はしばらく一人でパソコンを見ることにした。
しかし、わりとすぐに「何かお探しですか?」と男性店員の方が声をかけてくれたため、私は少し恥ずかしながらも自分の書いたほしいパソコンについてのメモを見せた。
以下、私の書いたメモの内容である。
購入目的・・・プログラミング学習。将来的に動画編集にも興味あり。windows希望。メモリ・・・16GB、ストレージ・・・SSD256GB、CPU・・・5,000〜8,000、大きさ・・・14インチくらい、予算・・・〜10万。
windowsの理由は金銭的な面と、iPhoneユーザーではないからである。つい先日までiPhoneだったが、やや飽きて他のメーカーに変更した。
メモには書いていないが動画編集はあくまで興味であり、自分がYouTuberになれるとは思っていない。面白そうだが、現状アップできる動画の案もない。
また、これらのスペックで10万円に収まるのも難しいとも思っていて、ただ休職中の身であったのでなるべく出費を抑えたくダメ元の願望を書いた。
店員の接客に疲れる
「このスペックでこの値段じゃまず無理ですよ」私のメモを見た店員は開口一番そう言った。
自分でも難しいかな?と思って書いた内容だったが、真っ向から無理ですと言われると少しショックだった。
私の店員像として、お客が無知だったり多少無理な要望をしてもまずはお客に寄り添ってくれるというのがあったのだが、この店員はあんまりきっぱりと言うので初めから「ちょっと苦手・・・」と思ってしまった。
また、目的のプログラミング学習という点についても「学習の内容が具体的でないので案内しようがない」とダメ出しされる。
プログラミングを学ぼうという人の中には勉強していくなかで、やりたいことを見出していく人もいると思うのだが、こんなにもパソコン購入にあたりプログラミングの内容をはっきりさせろと言われるとは思っていなかった。
正直そんなに具体的なものはなかったが、店員の話し方から、何も考えずブームに乗っかってプログラミングをかじってみようとしている人(そういう面もあるが)と思われている気がして、なんとか「自分でブログを作ってみる、とかですかね」と答えた。
その店員さんは自らもプログラミングを学んでいるそうで、スクールに何十万かけて今もたくさん勉強している(しないといけない)という話をしていた。そのくらいでないとこの世界では勝てないと。
私もプログラミングができるようになって、それで稼げたら良いなという思いはもちろんあるが、嫌になったらやめれば良い程度の気持ちのため、店員さんの個人的なトークを聞かされなんだか疲れてしまった。
店員の立場からすれば客(私)を思って、プログラミングの世界は甘くないから軽い気持ちで始めると後悔するという助言の気持ちで言ってくれているのかな、とも思ったが、私は気軽な気持ちで良いと思っていて稼げるようにならなくてもプログラミングという知らない分野を楽しみたかっただけなのになぜ説教のようなことを言われているのだろうと思った。
私がだんだん意気消沈してきたように感じたのか、「別にいじめてるわけじゃないですからね」と言われたがなんだかそんな気分にもなった。
一度冷めたプログラミング熱
そんなことがあり、なんだかプログラミングへの関心が失せてしまった。他人から影響を受けやすいのだ。
店員さんは店員さんなりの接客をしただけで悪気はないのだろうけど。
まぁプログラミングを学ぶことは良いことだと思っているので、そのうちにまた学習を再開しようかと考えてはいる。
とりあえず今回の件で店舗でパソコンを見ることに疲れたため、購入はネットで挑戦しようと思う。
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