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実家に戻って1週間

実家に戻ってから1週間ほど経過した。

先月は引っ越し準備で毎日神経を使っていたが、無事に引っ越しは完了し、休職中で時間があるため転入届など各種行政手続きも早めに終えることができた。

実家に来て楽になったと思うのは食事について前より気にかけなくて良くなったということ。

一人のときは朝昼晩の食事をどうするかいつも頭にあり、買い物も自分なりに考えてしなければならなかったが、今は面倒なら昼は実家にあるものを適当に食べたり、晩は母が作ってくれたりする。

さすがに母に毎日作ってもらうばかりは申し訳ないので、私も時々作るが。

それと大きな癒やしになっている存在が飼い猫だ。(この猫がいてくれないと正直ずっと実家にいるのはしんどいと思う)

もう15歳くらいになるので今までも実家に戻るたびにあとどのくらい一緒にいられるのだろう、とやや寂しい気持ちになっていたが、今のところ元気にしているので毎日撫でて撫でて撫でている。

猫アレルギーがあるせいか実家に帰ってくしゃみと鼻水の頻度が明らかに増えたが、それでも猫は可愛い。

そして予測はしていたが、実家に帰ってきて嫌なことももちろんある。

以前も書いたが、両親の仲が良好でないため同じ空間に3人でいるのはしんどい。(ので、なるべく自分の部屋かほとんど帰ってこない弟の部屋に逃げ込む)

両親は今までに散々ぶつかりあった結果、同じ家にいても生活は全くともにしなくなったのだが、そうするとこういうことがある。

リビングの端と端で両親が各々のテレビで別の番組を見ている。そうすると私はもう両サイドからの音がうるさくて耐えられない。時々、同じ番組を見ているときなんて(無理なんだろうけど)同じなら1台のテレビで見ればいいのにと悲しいような呆れたような気持ちになる。

それと、久しぶりに人と暮らすと相手の出す生活音が思いのほか気になってしまう。一人暮らしをしていたときも隣人の話し声などにだいぶ過敏になっていた私だが、生活音に関して言えば一人暮らしのアパートのほうがずいぶん静かだった。

何より今は父が朝の4時過ぎに起きる習慣らしく、起こすと悪いなどと気を遣うタイプの父ではないので早朝から父の活動音で目覚めてしまう。

だが、朝一でアルバイトに行っているらしく、休職中で実家に戻ってのんびりしている身としては文句は言いづらい。

それに父にしても母にしても休職が続いている娘に対して、やきもきする部分も多いだろうに、気を遣ってなるべくそっとしておいてくれてるんだろうなということを感じている。

実家に帰ってからというもの、朝が来ては「これで良いんだろうか」という思いがよぎるのも事実なのだが、こんなときに帰れる実家があったことには感謝しないとなぁと思う。

いい歳なのにこんなので良いのか、と不安になるが両親がいてくれなければどうなっていただろう。

なんとか再起して将来はまた一人でも暮らせるくらいになりたいのだが。

その道はとても長い道になりそうだ。

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