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A&Wでフィードバック

エンダーでフィードバック

沖縄に帰ってきています。
この記事をあげるころは、
もう奈良に帰っていそうだけど、
A&Wでは相変わらずビートルズが流れている。
さっき、happiness is a warm gun が終わった。
今、Yellow Submarine で
リンゴがダラダラと歌っている。

沖縄に着いたばかりの間は、

"あれ?前みたいな心地よさを
感じなくなっている?"

と思ったけれど、バスに揺られて
沖縄市へ向かう中で少しずつ、
自分の周波数が、沖縄という土地に
チューニングされていき、

"あぁ、この感覚だ…きもちいい…風も人も、この香りも光も、湯のよう…"

という感覚に戻っていった。


アンパンマンアイス大好き

外国に旅行したり、
住んだことがある人だと
分かるかなと思うのだけど、
耳が少しずつそこの言語に慣れていって、
聞き取れてくるような感覚というか。

で、いざ日本に戻ってきたら、
日本語でさえ、
他言語に聴こえてくるあの感じ。

空港から出る頃には、日本語のシャワーを
しっかり浴びて、すっかりいつも通りの
耳に戻ってしまうのだけど。

豊見城の海中道路でアダンの実が割れていた。
徒歩で30分歩いて、龍神の湯へ。

わたしは、これからも中乃湯に残ってほしくて、
もっと大きく言えば、沖縄のユーフルヤーを
残したくて、お風呂屋で修行しよう、と
決めて奈良へ来た。

今回、沖縄に来て、
シゲさん(オバー)と話して、ものすごく
飛び上がるほどに、、、というか、
実際に私は中乃湯の前にあるベンチで
飛び上がったくらい、
喜ばしい言葉が聞けた。

90歳になるオバーの背中を思わず、
"パパン!"
と軽く叩いてしまったくらい!(優しくね)

嬉しすぎて、胸いっぱいに喜びが拡がって、
思わず涙が出てきた。
恥ずかしかったから、
隣にいたオバーの反対を向いて、涙は隠した。


中乃湯はホームだ。

さて、これからわたしに何ができるだろう。

オバーに、"木曜日も来なさい"と
言ってもらった。
こんなふうに言ってもらったのは初めてだ。

いろんな感情が渦状に拡がったあの日、
窯場や煙突も見せてもらった。


沖縄のまぶしい青空に向かって
まっすぐ伸びやかに立つ煙突。


中乃湯の蛇口。味しかない。

ずっと不思議だったタオルの秘密も知れたし、今まで気づいてなかったお手洗いの存在にも
気付けた。

湯になって良かった。
湯になって、沖縄に、
このタイミングで戻ってきてよかった。

無理矢理ねじ込むように、来沖を突然決めたのだけど、ちょっと、少しだけ、理由はある。

21日の春分前と22日の牡羊座新月より前に、より具体的な未来計画を立てたかったから。

昨日の夜は興奮して全然眠れなかった。
ドミトリーの小さな箱のような寝床で、
私の頭はとてつもない速さで回転し続け、
ひとつの道を作った。


御所で作られたベンサンが、
沖縄にもある不思議。

起床後、テネシー州からやって来たアメリカ人女性とその日の宿のカフェでおしゃべりした後、私は懐かしい人に電話をかけた。

多分、7年ぶりとかだったと思う。

その人のInstagramを探し、
callとcontactのどちらのボタンを押すか
悩んだが、前者を選んだ。

意味の分からない、突発的な興奮と、
バラバラになったままのパズルのピースのような、まとまらない言葉たちを並べたけれど、
その人は優しく受け応えてくれた。

色々な出来事や出会いが
繋がり、円になってきている。

そして、私はアートだということも、
再確認している。
認めるのが怖かった事だが、
別に私1人がアートなのではないと知ったら、
この事実に対して、認めるもクソもないのだと悟った。


今回、初めて一緒に写真を撮ってくれた
90歳になるシゲさん。お願いお願いと今までどれだけ頼み込んでも撮ってくれなかったから感動した。
オバーかわいいね。

私だから出来るものがある

湯の守り方
湯の作り方
湯との向き合い方

また新しい章に突入しつつあることを実感している。

さあ、そろそろ楽しもうじゃないか。

あ、Let it be が流れ出したよ。


まあるい浴槽に今日も湯が注がれている


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