『手のひらの上で踊る』
「全ての責任は監督が取るものだ」同世代の監督から、とても大切なことを教えられました。信頼するスタッフの仕事に対して結果の善し悪しに関わらず全て監督である自分が責任をとる。それ以降はそういう思いで作品に向き合うことにしました。責任を取るためには自分の耳や目といった感覚を磨くことが大切です。色々なセクションの仕事が解らなければ、いざというときに納得して責任を取ることはできません。そう感じてシナリオや音響にも仕事を広げていきましたが、その後も数多くの失敗とアクシデントを経験すること