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消防団との意見交換

2月24日に始まった3月議会も、今日3日間にわたる一般質問が終了し、明日から本格的な議案審査に入っていきます。3月議会の内容については、次回の投稿で触れるとして、今日は2月16日に行われた議会報告会において行われた意見交換について書いてみたいと思います。
本来、議会報告会は広く町民の皆さんに対し行うのですが、コロナかということもあり、昨年今年と団体に限定しての報告会となり、今回は消防団を対象とすることとなりました。

僕自身、団員として16年間在籍し、その後幹部(副団長)として4年、計20年間を消防団員として活動してきたこともあり、消防団の現状がどうなっているのかとても興味がありました。
当日は、まず議会側から令和3年度決算の内容について、主に消防に係る事業を中心に報告をし、その後消防団側からも現状の報告をしたいとのリクエストがあったため、消防団からも現状の報告をしていただきました。

率直に言って、私が現役をしていた時、幹部をしていた時より、さらに団員不足は深刻となっているようでした。この10年間で約20%団員が減っており、ある分団では定員の1/3しか団員がいないという深刻な状況のところもありました。また、団員の中でも勤務先が隣接の福岡市内というものが多く、昼間の火事では団員が地元におらず人が集まらないという分団もありました。

当町の現状として、住民の入れ替わりが激しく地元で育ったという若者が少なくなってきており、また地元に残ってもほとんどの若者が隣接の福岡市内に勤務しているということもあり、なかなか良い解決策が見つからないようです。
最近は火事も少なく、常設の消防署があるので消防団はいらないという人もおられるようで、水害への対応や行方不明者の捜索、消防署が消火した後の残火処理などにも消防団が当たっているという事実を知らない方も多いようです。
ポンプ操法大会の為の訓練で深夜まで訓練があるとか、消防団は活動もあまりせずに酒ばかり飲んでいるというマスコミのネガティブな報道もあり、消防団への理解が進んでいないという状況は残念です。(現在の幹部によると最近の若い団員さんたちはあまり飲み会はされないようです。)

しかし、当町でも女性消防団員による広報啓発班が設立され、SNSなどによる広報や、AED等を用いた救急救命講座なども開催されたり、自治会の防災訓練などで消火器の取り扱いを指導するなど、町民の皆さんとの交流も増えてきているのはよいことと思います。

消防団にはもっと消防団に関する情報発信を強化していただきたいと思いますし、僕は現在議会広報常任委員会の委員長もしていますので、議会側からも議会だよりや4月から始まる公式YouTubeチャンネルで、消防団に関する情報の発信を積極的に行っていきたいと思います。

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